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J-GLOBAL ID：202202221707699500   整理番号：22A0623793

異所種分化におけるミト核不和合性の役割【JST・京大機械翻訳】

The role of mitonuclear incompatibilities in allopatric speciation

著者 (1件)： Burton Ronald S. (Marine Biology Research Division, Scripps Institution of Oceanography, University of California San Diego, La Jolla, CA, USA)
資料名： Cellular and Molecular Life Sciences  (Cellular and Molecular Life Sciences)
巻： 79  号： 2  ページ： 103  発行年： 2022年 
JST資料番号： B0496A  ISSN： 1420-682X  CODEN： CMLSFI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真核細胞における好気性代謝は核とミトコンドリアゲノムの産物間の広範な相互作用を必要とする。適応および有害な変異の両方の固定を含むミトコンドリアゲノムの急速な進化は,ミトコンドリア機能を維持する核遺伝子変異に有利な内因性選択圧を生じる。この過程は異所で独立して起こるので,同種集団間の結果としての発散は,個体群間雑種における核不和合性において,引き続いて現れる。このような不和合性,Bateon-Dobzhansky-Muller不和合性のミト核バージョンは,異所性スペシエーションのための標準モデルを形成し,個体群間の遺伝子流動を潜在的に制限し,最終的に生殖隔離の程度を変える。核ゲノムと比較してmtDNA置換率が上昇して,集団構造が多重核不和合性の進化に適切な時間に対して異所性を維持するので,スペシエーションにおける核核不和合性の潜在的役割をさらに増強した。しかし,ミトコンドリアの侵入が種境界にわたって起こるという事実は,遺伝子流動の減少における核核不和合性の有効性に関する疑問を提起した。いくつかのシナリオは,mtDNA遺伝的負荷の違いが遺伝子移入を駆動するか,または共適応核遺伝子の共導入が遺伝子移入mtDNAの機能を支持するかもしれない場合を含めて,この現象を十分に説明するように見える。分類群間の生殖隔離における非対称性は,核不和合性と一致するが,オートソームと性染色体間の相互作用は,解きほぐしにくい類似の予測をもたらす。生殖隔離の確立に関して,既存の研究は,核不和合性が遺伝子流動に対する障壁の進化に寄与することを明らかに示唆した。しかし,種分化過程における核核不和合性に対する主要な役割を支持する比較的小さな決定的証拠がある。Copyright The Author(s), under exclusive licence to Springer Nature Switzerland AG 2022 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 相互作用 ,  流動 ,  ミトコンドリア ,  ゲノム ,  雑種 ,  真核細胞 ,  個体群 ,  常染色体 ,  遺伝子導入 ,  *不和合性 ,  スペシエーション ,  *種分化
準シソーラス用語： ミトコンドリアDNA ,  生殖隔離 ,  遺伝子流動 ,  ミトコンドリアゲノム , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： ハイブリッド破壊 ,  生殖隔離 ,  共適応 ,  遺伝子移入 ,  Bateson-Dobzhansky-Muller不可能性

分類 (2件)： 進化論一般  (EC03010Q) ,  集団遺伝学  (EC01040J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 分化 ,  核 ,  不和合性 ,  役割