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J-GLOBAL ID:202202221724147403   整理番号:22A1016637

ヒトの一生にわたる脳の成長曲線

Brain charts for the human lifespan
著者 (120件):
資料名:
巻: 604  号: 7906  ページ: 525-533  発行年: 2022年04月21日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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この数十年の間に,脳画像化法はヒト脳の基礎研究や臨床研究で広く利用されるツールになった。しかし,身長や体重などの人体計測学的特徴を用いる成長曲線とは異なり,脳画像計測では継続的に個人差を定量するための参照規準はこれまでなかった。今回我々は,現在あるいは将来の試料のMRIデータから得た脳形態を基準に照らして評価するためのインタラクティブなオープンリソースを構築した(http://www.brainchart.io/)。我々は,現在利用可能な最も大規模で最も包括的なデータセットに基づいてこうした参照成長曲線を作ることを目標とし,世界の人々の多様性と比較してMRI研究に既知の偏りがあることによる限界は認めた上で,100件以上の一次研究での妊娠115日齢から100歳までの10万1457人について,12万3984例のMRI走査データを集めた。MRIの計測値は,脳の構造的変化の非線形軌跡に対するパーセンタイルスコアと,生涯にわたる変化率で定量した。脳の成長曲線から,これまで報告されていなかった神経発達の重大時点が見つかり,長期的評価の期間全体で個人の値が安定していることが示され,異なる一次研究間の技術的・方法的差異に対するロバスト性が実証された。パーセンタイルスコアからは,非パーセンタイルMRI表現型と比べて遺伝性が強く示され,非典型的脳構造の標準化された計測値が得られたことで,複数の神経学的・精神医学的障害にまたがる脳解剖学的変動パターンが明らかになった。以上より,脳の成長曲線は,一般に使用されている複数の脳画像化形質について標準的な軌跡を規準とした個人差のロバストな定量に向けた重要なステップとなる。Copyright Nature Japan KK 2022
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分類 (2件):
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中枢神経系  ,  微生物の生態 
タイトルに関連する用語 (3件):
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