抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の環境省(MOEJ)は,漂流マイクロプラスチックの地球規模の密度分布マッピングを推進しており,国連海洋科学の10年による支持の下,MOEJはデータベース開発に関するプロジェクトを行っている。プロジェクトは,既存および追加される将来の関連活動と協力し,情報を共有し,漂流マイクロプラスチックのモニタリングデータを集約するグローバルハブを形成することを目的とする。海洋のマイクロプラスチックの地球規模の分布と量を理解することは,海洋プラスチックごみの問題を解決するための重要な第一歩である。しかし,報告されたマイクロプラスチック存在量を比較することは,多様なモニタリング手法のため,課題が残っている。従って,マイクロプラスチックを含む海洋ごみのモニタリング手法の調和は,最優先課題と見なされている。この課題を克服するため,MOEJは「漂流マイクロプラスチックモニタリング手法を調和させるためのガイドライン」を作成した。ガイドラインの出版に続く次のマイルストーンは,データベースの立ち上げである。FY2023に立ち上げる計画されたデータベースのユーザは,地球規模および地域規模の2次元マップ上に漂流マイクロプラティックスの調査サイトと存在度(粒子数,km
2,m
3当たり重量)を表示できる。データベースは,始めから10000以上のデータを含み,MOEJは,このプロジェクトをさらに加速するための関連の活動と実践のパートナーシップを模索している。(翻訳著者抄録)