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J-GLOBAL ID:202202223897712956   整理番号:22A1116056

薄膜凍結乾燥により作製したモノクローナル抗体を含む吸入用乾燥粉末【JST・京大機械翻訳】

Dry powders for inhalation containing monoclonal antibodies made by thin-film freeze-drying
著者 (7件):
資料名:
巻: 618  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: A0285B  ISSN: 0378-5173  CODEN: IJPHD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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薄膜凍結乾燥(TFFD)は急速凍結であり,その後,肺へのドラッグデリバリーのような用途のために液体形態から吸入可能な乾燥粉末を調製するのに使用される乾燥技術である。ここでは,TFFDによるモノクローナル抗体(mAb)のエアロゾル化乾燥粉末の調製を報告する。最初に,ラクトース/ロイシン(60:40,w/w)またはトレハロース/ロイシン(75:25)のIgG抗体を処方し,それらのエアロゾル性能を試験した。リン酸緩衝食塩水(PBS)(IgG-1-LL-PBS)中でラクトース/ロイシン(60:40,w/w)で処方されたIgG1%(w/w)とTFFDによって処理されたIgG1%(w/w)は望ましいエアロゾル特性を有する粉末を生成することが分かった。次に,IgG-1-LL-PBS粉末と同様の乾燥粉末(抗PD1-LL-PBS)を調製するために,特異的抗体である抗プログラム細胞死蛋白質(抗PD-1 mAb)とIgGを置換した。抗PD1-LL-PBS乾燥粉末のエアロゾル特性は,TFFDが従来のシェルフライフ凍結乾燥(市販FD)を用いた場合よりも粉末を調製するのに用いた場合,有意に良好であった。TFFD乾燥粉末は,ナノ凝集体を有する多孔質構造を有し,39~50°Cの間のT_g値を有した。室温で貯蔵すると,TFFD粉末中の抗PD-1 mAbは液体として貯蔵された同じ製剤よりも安定であった。処方におけるポリビニルピロリドンK40の添加はT_gを152°Cに上昇させ,これはmAbの貯蔵安定性をさらに増加させることが期待される。TFFD後の抗PD-1 mAbのPD-1結合活性はTFFD前と異ならなかった。バイアルと薄膜凍結装置への蛋白質結合による蛋白質損失を同定したが,mAb濃度(即ち,1%から13.2%)の増加により損失を最小化できた。マイクロフローイメージングは賦形剤とPBSがサブ可視凝集体形成に影響することを明らかにした。PBSを用いた場合,より多くのサブ可視mAb凝集体が生成されたが,乾燥粉末中のmAb含有量は全サブ可視凝集体数に有意に影響しなかった。賦形剤としてマンニトールで調製した粉末は,最小量のサブ可視mAb凝集体を示した。最後に,抗TNF-α,別のmAbもTFFDにより類似の組成で乾燥粉末に変換できることを示した。TFFDは,肺送達のためのmAbsの安定,エアロゾル化乾燥粉末を生産するために適用でき,その製剤はエアロゾル性能を最大にするために最適化され,蛋白質凝集を最小化する必要があると結論した。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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エーロゾル剤  ,  固形製剤 
物質索引 (1件):
物質索引
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