抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】好中球の外部トラッピング網(NETs)によるマクロファージの凝固促進カスケードの増幅効果と心筋梗塞の介入後の肺塞栓との関係を検討する。方法:2018年12月ー20年12月に安陽市第三人民病院で心筋梗塞介入術を行った患者120例を選択し、術後に肺塞栓の有無により塞栓群、対照群に分けた。2群の患者の術前,術後1日,術後3日,術後5日の血清NETs,炎症性因子[腫瘍壊死因子-α(TNF-α),インターロイキン-1β(IL-1β)]レベルの変化を観察し,NETsと炎症性因子との相関性を分析した。肺塞栓症の危険因子をロジスティック回帰分析で分析し,肺塞栓症に対するNETsの臨床的価値を受信者動作特性曲線(ROC)で分析した。結果:120例の心筋梗塞介入術患者の術後に肺塞栓が20例発生した。塞栓群の術後1d、3d、5dの血清NETs、TNF-α、IL-1β、マクロファージの計数は対照群より明らかに高く(P<0.05)、両群の好中球計数は統計学的有意差がなかった(P>0.05)。術後1d、3d、5dの血清NETsはTNF-α、IL-1β、マクロファージ計数と正の相関があり(P<0.05)、好中球計数と統計学的に相関がなかった(P>0.05)。ROC曲線分析では,術後1日,3日,5日の血清NETsの曲線下面積(AUC)はそれぞれ0.920[95%CI(0.836,0.975)],0.730[95%CI(0.634,0.789)],0であった。630[95%CI(0.532,0.686)];血清NETs術後1日の感度、特異性、陽性予測値、陰性予測値はいずれも術後3日、5日より明らかに高かった。術後1日目の血清NETs、IL-1β、TNF-α、マクロファージ計数は心筋梗塞介入術後の肺塞栓発生の独立な影響要素である。結論:血清NETs活性化マクロファージの凝固促進カスケード増幅効果は心筋梗塞介入術後の肺塞栓と密接に関連し、術後にNETs、IL-1β、TNF-α、マクロファージ計数を検査することにより、術後肺塞栓の発生を有効に予測できる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】