文献
J-GLOBAL ID:202202224933573456   整理番号:22A0660252

降着を受けている中性子星連星トランジェントからの持続的な紫外線のアウトフロー

A persistent ultraviolet outflow from an accreting neutron star binary transient
著者 (46件):
資料名:
巻: 603  号: 7899  ページ: 52-57  発行年: 2022年03月03日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
円盤から降着を受けている全ての天体は,強力な円盤風を生成している。中性子星やブラックホールを含むコンパクトな連星では,降着は激しいアウトバーストの間に起こることが多い。こうした爆発の間の主要な円盤風の特徴は青方偏移したX線吸収線で,これは円盤が支配的である「軟らかい状態」において優先的に観測される。一方,高温のコロナが光度に支配的な影響を及ぼす場合には,円盤風によって生じた可視光の吸収線が「硬い状態」で最近発見されている。これらの特徴の間にある関係は分かっておらず,この紫外線(UV)領域に多数の強い共鳴遷移があるにもかかわらず,X線と可視光の間で円盤風によって生じる吸収線は,爆発を示す天体系ではまだ明らかになっていない。今回我々は,トランジェントな中性子星連星であるSwift J1858.6-0814が,明るく硬い状態の間の時間分解UV分光において,C IV,N V,He IIに関連付けられる,円盤風で生じ青方偏移した吸収線を示すことを報告する。我々は,これらの吸収線が,この状態において温かく中程度に電離したアウトフロー成分であると解釈する。同時に観測された可視光の線も,トランジェントな青方偏移した吸収線を示した。UVデータを定常成分と変動成分に分解すると,青方偏移した吸収線は定常成分と関連付けられた。これは,アウトフローがデータ上の明るいフレアと無関係であることを示唆している。UVと可視光の円盤風の特徴が共存することから,多相のアウトフローおよび/または外側の円盤からの空間的に層状になった蒸発性のアウトフローの存在が明らかになった。全ての降着状態にわたるこの種の持続的な質量損失は,輻射-流体力学のシミュレーションによって予想されていたものであり,予想されるよりも短い持続時間のアウトバーストの説明に役立つ。Copyright Nature Japan KK 2022
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
星雲  ,  恒星 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る