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J-GLOBAL ID：202202225545009791   整理番号：22A1016826

高速道路合流部の交通円滑化を支援する速度誘導灯に関する研究

Development of Speed Adjustment Delineator to Assist Smooth Merging on the Expressway

著者 (4件)： 大石侑亮 (西日本高速道路株式会社) ,  河合レナ (北海道大学大学院工学研究科) ,  高橋翔 (北海道大学大学院工学研究院) ,  萩原亨 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 交通工学論文集(Web)  (JSTE Journal of Traffic Engineering (Web))
巻： 8  号： 2  ページ： A_54-A_61(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U0617A  ISSN： 2187-2929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速道路合流部の本線を準自動運転で走行しているドライバは,周辺認知レベルの低下から合流車に対する準備が遅れることが懸念される.本研究では,準自動運転で本線を走行しているドライバにスムーズな合流を促す速度誘導灯の効果について検証することを試みた.Unityを用いて仮想現実(VR)によるドライビングシミュレータ(VRDS)を開発し,路面に速度誘導灯を表示した.VR空間とドライバのインターフェースとして,ヘッドマウントディスプレイを用いた.VRDSを用いて,20名の実験参加者による速度誘導灯に関する走行実験を実施した.加減速を示す速度誘導灯を用いたとき,ドライバは速度誘導灯の最上流端付近でACCを解除し速度誘導灯の光のフローに合わせて安全な加減速行動を行った.また,速度誘導灯により合流時の減速度が緩やかになることを示唆できた.(著者抄録)

シソーラス用語： *高速道路 ,  *点 ,  *平滑化 ,  *表示灯 ,  *道路交通 ,  自動運転 ,  運転者 ,  バーチャルリアリティ ,  訓練用シミュレータ ,  ヒューマンインタフェイス ,  表示装置 ,  走行試験 ,  *道路標識 ,  *交通安全 ,  *交通錯綜 ,  衝突回避 ,  ドライビングシミュレータ ,  ヘッドマウントディスプレイ
準シソーラス用語： *円滑化 ,  *合流点 ,  準自動運転 ,  *速度誘導灯 ,  *誘導灯

著者キーワード (8件)： Virtual Reality Driving Simulator ,  高速道路合流部 ,  速度誘導灯 ,  錯綜回避行動 ,  Virtual Reality Driving Simulator ,  Merging section on expressway ,  Speed adjustment delineators ,  Driver’s conflict avoiding behavior

分類 (3件)： 道路付属施設  (RC08040T) ,  自動車事故,交通安全  (TB01050G) ,  交通調査  (TB01031B)

引用文献 (9件)：

• 1) 内閣府 政策統括官 : 戦略的イノベーション創造プログラム SIP 自動走行システム研究開発分野. pp.2, 2017.
• 2) 倉内文孝,他:都市高速道路合流部における渋滞発生メカニズムに関する画像データ解析,土木計画学研究・論文集,Vol.24, No.3,pp.609-618,2007.
• 3) 和田脩平,萩原亨,浜岡秀勝,二宮芳樹,多田昌裕,大廣智則:高速道路における準自動運転車利用時の高齢および一般ドライバの周辺認知に関する研究,2018 年自動車技術会春季大会.
• 4) 川島裕貴,内川恵二,金子寛彦,福田一帆,山本浩司,木屋研二:道路側面に設置された点滅柱状物体により生起する視覚誘導自己運動感覚を交通工学的に応用した自動運転者の速度感覚変化手法,映像情報メディア学会誌,Vol.65, No.6, pp.833∼840, 2011.
• 5) 高速道路サグ部等交通円滑化研究会:高速道路サグ部等の渋滞箇所への効果的な交通円滑化対策の実現に向けて(中間とりまとめ), 国土技術政策総合研究所,平成 27 年 10 月.

タイトルに関連する用語 (7件)： 高速道路 ,  合流 ,  交通 ,  円滑化 ,  支援 ,  誘導灯 ,  研究