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J-GLOBAL ID:202202225711201123   整理番号:22A1176585

ASPP2はTNF-αにより誘導される肝細胞傷害におけるmTORC1経路を通してERS仲介オートファジーとアポトーシスを調整する【JST・京大機械翻訳】

ASPP2 Coordinates ERS-Mediated Autophagy and Apoptosis Through mTORC1 Pathway in Hepatocyte Injury Induced by TNF-α
著者 (14件):
資料名:
巻: 13  ページ: 865389  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7091A  ISSN: 1663-9812  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:ASPP2は,肝損傷の場合,細胞アポトーシスとオートファジーの調節に重要な役割を果たすが,オートファジーとアポトーシスを調節するASPP2の分子機構に関する透明性の欠如が残っている。方法:肝細胞損傷モデルをHL7702細胞株とTNF-αを用いて構築した。細胞を,ASPP2過剰発現アデノウイルスまたは短いヘアピンRNAレンチウイルスおよび小胞体ストレス(ERS)またはラパマイシン(mTOR)阻害剤またはアゴニストの哺乳類標的によりそれぞれ処理した。オートファジーはウェスタンブロットと緑色蛍光蛋白質標識-微小管関連蛋白質軽鎖3(GFP-LC3)プラスミドトランスフェクションにより検出し,一方,アポトーシスはウェスタンブロット,フローサイトメトリーおよびTUNELアッセイを通して検出した。さらに,ERSとmTORに関連する蛋白質をウェスタンブロットによって検出した。【結果】低レベルのASPP2発現は,TNF-αによる肝細胞損傷の症例において,高レベルのオートファジーおよび低レベルアポトーシスを伴い,その逆も同様であった。mTORC1とERSに関連する蛋白質のアップレギュレーションにより,ASPP2はアポトーシスを誘導したが,オートファジーを阻害した。しかしながら,オートファジーとアポトーシスに対するASPP2の影響は,mTORC1とERS干渉剤の使用により逆転し,ASPP2がmTORC1とERS経路を介しオートファジーとアポトーシスを調節することを示す。ERS処理は,ASPP2とmTOR関連蛋白質の発現に差がなく,アポトーシスとオートファジーに対するERSの調節がASPP2とmTORの下流で生じ,ASPP2がオートファジーを阻害し,TNF-αにより誘導される肝細胞傷害の場合,mTORC1-ERS経路を介しアポトーシスを誘導することを示した。ASPP2-mTORC1-ERS軸の役割は肝細胞損傷で検証され,ASPP2が肝細胞の生存と死のための重要な調節分子であることを示唆する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能 
引用文献 (23件):
  • BenjaminD., ColombiM., MoroniC., HallM. N. (2011). Rapamycin Passes the Torch: a New Generation of mTOR Inhibitors. Nat. Rev. Drug Discov. 10 (11), 868-880. doi: 10.1038/nrd3531
  • BoutoujaF., StiehmC. M., PlattaH. W. (2019). mTOR: A Cellular Regulator Interface in Health and Disease. Cells 8 (1), 18. doi: 10.3390/cells8010018
  • ChunY., KimJ. (2018). Autophagy: An Essential Degradation Program for Cellular Homeostasis and Life. Cells 7 (12), 278. doi: 10.3390/cells7120278
  • HuaH., KongQ., ZhangH., WangJ., LuoT., JiangY. (2019). Targeting mTOR for Cancer Therapy. J. Hematol. Oncol. 12 (1), 71. doi: 10.1186/s13045-019-0754-1
  • LiY., AhmadA., SarkarF. H. (2015). ASPP and iASPP: Implication in Cancer Development and Progression. Cel Mol Biol (Noisy-le-grand) 61 (6), 2-8. doi: 10.1186/s13045-019-0754-1
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