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J-GLOBAL ID:202202225954116767   整理番号:22A1027697

樹状細胞とCD4+T細胞におけるP2X7受容体発現とシグナリングは必要ではないがTh17分化を増強する【JST・京大機械翻訳】

P2X7 Receptor Expression and Signaling on Dendritic Cells and CD4+ T Cells is Not Required but Can Enhance Th17 Differentiation
著者 (7件):
資料名:
巻: 10  ページ: 687659  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7062A  ISSN: 2296-634X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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プリン作動性受容体P2X7(P2X7R)はインフラマソーム活性化において重要であり,一般的に炎症誘発性免疫応答を支持すると考えられている。しかし,Th細胞分化,特にTh17分化におけるP2X7Rシグナル伝達の役割についてはまだ限られた理解がある。ここでは,P2X7Rが樹状細胞(DC)とCD4+T細胞上に特異的に発現されたとき,一次Th17とTh1細胞応答に対するP2X7Rシグナル伝達の影響を調べた。驚くべきことに,P2X7Rの全体的な遺伝的アブレーションと薬理学的阻害は,完全なFreund Adjuvantとモデル抗原,キーホールリペットヘモシアニンまたはOVAによる免疫に応答して,Th17とTh1発生の発生に影響しなかった。しかし,in vitroおよびin vivoでの研究により,P2X7R遮断がDCまたはCD4+T細胞のいずれかに限定されるとき,Th1/Th17分化のバランスの違いが明らかになった。この点に関して,P2X7Rアゴニストで処理したin vitro DCは,より多くのIL-6およびIL-1βを放出し,対照と比較した場合,混合白血球反応においてより強固なTh17応答を誘導した。DCにおけるP2X7Rシグナル伝達がin vivoでTh17応答を増強するという仮説を試験するために,DC特異的P2X7R欠損キメラをCFAとOVAで免疫した。このモデルにおいて,DC上のP2X7R発現はTh17応答に影響することなくTh1応答を減少させた。CD4+ T細胞P2X7Rシグナル伝達の評価に続いて,in vitro P2X7R十分なT細胞がTh17を増加させ,Th1分化プロファイルを抑制した。in vivoでは,CD4+T細胞上のP2X7R発現はTh17分化に影響しなかったが,同様にTh1応答を有意に抑制し,それにより免疫バランスをゆがんだ。興味深いことに,WT OT-II Th1細胞は,細胞数の減少とT細胞死の増加による証拠として,P2X7R誘導細胞死に対してより感受性が高いようである。全体として,これらの研究は,in vitro P2X7Rシグナル伝達がTh17応答を増強し,代償性Th17分化機構がP2X7Rシグナル伝達の不在下でin vivoで利用されることを示唆する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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免疫反応一般  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 
引用文献 (42件):
  • AtarashiK., NishimuraJ., ShimaT., UmesakiY., YamamotoM., OnoueM., et al (2008). ATP Drives Lamina Propria TH17 Cell Differentiation. Nature 455, 808-812. doi: 10.1038/nature07240
  • BanchereauJ., SteinmanR. M. (1998). Dendritic Cells and the Control of Immunity. Nature 392 (6673), 245-252. doi: 10.1038/32588
  • BianchiG., VuerichM., PellegattiP., MarimpietriD., EmioniteL., MarigoI., et al (2014). ATP/P2X7 axis Modulates Myeloid-Derived Suppressor Cell Functions in Neuroblastoma Microenvironment. Cell Death Dis. 5, e1135. doi: 10.1038/cddis.2014.109
  • Borges da SilvaH., BeuraL. K., WangH., HanseE. A., GoreR., ScottM. C., et al (2018). The Purinergic Receptor P2RX7 Directs Metabolic Fitness of Long-Lived Memory CD8+ T Cells. Nature 559 (7713), 264-268. doi: 10.1038/s41586-018-0282-0
  • CaoF., HuL.-Q., YaoS.-R., HuY., WangD.-G., FanY.-G., et al (2019). P2X7 Receptor: A Potential Therapeutic Target for Autoimmune Diseases. Autoimmun. Rev. 18 (8), 767-777. doi: 10.1016/j.autrev.2019.06.009
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