文献
J-GLOBAL ID:202202226856720753   整理番号:22A0278534

数学との教科等横断的な学習を促す理科授業の試み -関数概念を有する密度の学習に焦点を当てて-

Implementing a Science Class Promoting Cross-Curriculum Learning with Mathematics: Focusing on Density, Including Function Concepts
著者 (5件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 559-576(J-STAGE)  発行年: 2021年 
JST資料番号: U2244A  ISSN: 2187-509X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,中学校理科の密度の学習において,理科教師が数学の関数の指導事項を導入し,2つの数量の関係に着目させ,その特徴を表やグラフ,式を相互に関連付けて考察させる指導法の効果について検討することを第1の目的とした。また,密度の理科授業後に,比例の数学授業を実施し,関数の指導事項を両教科の教師が繰り返し指導する効果について検討することを第2の目的とした。この目的を達成するために,中学校第1学年の生徒を対象とした密度の理科授業と比例の数学授業を行うとともに,理解の程度を測定する調査問題を課した。まず,各調査問題について量的分析を行ったところ,本研究の指導法は密度の理科授業において,2つの数量の関係を理解させる上で効果があることが明らかとなった。次に,質的分析を行ったところ,理科と数学の授業を通して両教科に共通する関数の指導事項を繰り返し指導することの重要性が示唆された。本研究で得られた知見は,理解が難しいとされる内包量の形態をとる概念の獲得を促進する指導法としての可能性を裏付ける根拠と示唆を得るとともに,理科と数学の教科等横断的な学習を充実させるための授業を構想する際の基礎資料となることが期待される。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
物理教育  ,  代数学 
引用文献 (35件):
  • American Association for the Advancement of Science. (1963). Science-A Process Approach. USA: XEROX.
  • 安藤秀俊・小原美枝(2010)「数学と理科の関わりについての意識調査」『科学教育研究』第34巻,第2号,207-219.
  • 中央教育審議会(2016)『幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)』24,145-146,151-153.
  • 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会理科ワーキンググループ(2016)『「科学的な見方や考え方」と「理科における見方・考え方」についての整理』Retrieved from http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/060/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/06/22/1372253_1_2.pdf(accessed 2020/04/15)
  • 藤村宣之(1990)「児童期における内包量概念の形成過程について」『教育心理学研究』第38巻,第3号,277-286.
もっと見る

前のページに戻る