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J-GLOBAL ID：202202227159104201   整理番号：22A0780782

カオスアトラクターマージング分岐を用いたメモリ記憶システム【JST・京大機械翻訳】

Memory Storage Systems Utilizing Chaotic Attractor-Merging Bifurcation

著者 (5件)： Nobukawa Sou (Department of Computer Science, Chiba Institute of Technology, Narashino, Chiba, Japan) ,  Wagatsuma Nobuhiko (Department of Information Science, Faculty of Science, Toho University, Funabashi, Chiba, Japan) ,  Nishimura Haruhiko (Graduate School of Applied Informatics, University of Hyogo, Kobe, Hyogo, Japan) ,  Inagaki Keiichiro (Department of Robotic Science and Technology, Chubu University, Kasugai, Aichi, Japan) ,  Yamanishi Teruya (Department of Management Information Science, AI & IoT Center, Fukui University of Technology, Fukui, Fukui, Japan)
資料名： IEEE Access  (IEEE Access)
巻： 10  ページ： 15699-15706  発行年： 2022年 
JST資料番号： W2422A  ISSN： 2169-3536  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 障壁/閾値を有する非線形動的システムにおいて,弱い外部入力信号に対する信号応答は,適切な付加雑音(確率的共鳴)によって増強された。近年,確率的共鳴の応用の進歩は,付加的雑音の存在が,非常に低い電力消費でも双安定振動を用いてメモリ素子における記憶機能を高めることを示した。付加雑音を制限することによって,決定論的カオス(内部変動)はカオス共鳴として知られている類似の現象を誘起する。カオス共鳴は非線形動的システムにおいて現れ,カオス軌道間欠性を伴い,そこではカオス軌道がアトラクタマージ分岐を通して分離アトラクタ領域間で間欠的に遷移する。以前に,確率的共鳴よりも高いカオス共鳴感度が,様々なタイプのシステムで報告された。本研究では,カオス共鳴ベースメモリデバイスが確率的共鳴ベースデバイスよりも低電力消費で情報を貯蔵できると仮定した。この仮説を証明するために,カオス共鳴の出現のための最も単純なモデルである,立方マップシステムにおけるアトラクタマージ分岐を誘導した。その後,カオス共鳴として雑音フリーシステムの下で内部システムパラメータを調整し,確率共鳴を誘起する条件に類似した確率的雑音を適用した。本研究の結果は,弱い記憶入力信号でも,前者は後者よりも高いメモリ記憶能力を示すことを明らかにする。カオス共鳴を用いたアプローチは,確率的共鳴の適用にこれまで制限されたメモリデバイスの開発を容易にすることができた。Copyright 2022 The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *記憶装置 ,  共鳴 ,  雑音 ,  信号 ,  電力消費 ,  記憶素子 ,  動的系 ,  記憶方式 ,  双安定性 ,  間欠性 ,  *アトラクタ ,  *カオス
準シソーラス用語： システムパラメータ ,  決定論 ,  確率共鳴 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 信号理論  (ND02020G)

タイトルに関連する用語 (2件)： 分岐 ,  記憶システム