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J-GLOBAL ID:202202227273197226   整理番号:22A1045587

方解石への取り込み中のLi同位体分別に及ぼす成長速度とpHの影響【JST・京大機械翻訳】

Effect of growth rate and pH on Li isotope fractionation during its incorporation in calcite
著者 (7件):
資料名:
巻: 323  ページ: 276-290  発行年: 2022年 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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リチウム同位体組成を,合成方解石と流体について測定した。方解石は25°Cで沈殿し,鉱物成長速度とpHは,それぞれ10-8.1≦r_p(molm-2s-1)≦10-7.2と6.3≦pH≦9.5の範囲で変化した。pH=8.25±0.15では,カルサイト成長速度が~10-77(molm-2s-1)より低いとき,Δ7Li_calcite-流体=δ7Li_calcite-δ7Li_fluid値は-2.76±0.22‰(n=4)であった。方解石成長速度が増加すると,Δ7Li_calcite-流体値は次第に約-4.5‰に減少した。方解石成長速度に対するLi同位体分別の依存性を,DePaol(2011)によって開発された表面反応速度論モデルによって記述した。このモデルでは,平衡と速度論的同位体分別因子は,それぞれ-2.7±0.1‰と-8.8±0.1‰の値を得る。さらに,類似の表面正規化成長速度10-7.7±0.2(molm-2s-1)下で行った実験では,pH9.5から6.3へのΔ7Li_calcite-流体の顕著な低下が観察された。δ7Li_calcite-流体のこれらの変化は,固体相中に2つ以上のLi含有種の取込みに対する方解石点に関して,低度の溶液飽和下で行った実験に対するpHの関数として行った。このように,固体のLi同位体組成は,溶液pHと流体組成に依存するこれらの種の存在量を反映する。全体として,この研究の結果は,方解石成長速度とpHの両方が,方解石と流体の間の測定したLi同位体分別に大きく影響するパラメータであることを示唆する。本研究で観測された方解石成長速度に対するΔ7Li_calcite-流体の高感度は,有孔虫,腕足類,及びスペレツムのような天然試料中のδ7Li_calciteの高い変動性が自然環境で期待できることを示唆する。方解石形成中のLiの元素と同位体分別の潜在的使用に対する含意を古環境条件の再構築の観点から考察した。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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同位体地質学 

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