抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・石炭,天然ガスが,地球温暖化対策の影響もあり高騰しているが,原油価格は相対的に落ち着いていていて,OPECプラスの追加減産により20年前半の在庫水準も1年かけて解消。
・その後,コロナ禍の収束期待で需要が増加し,原油価格が上昇したが,オミクロン株流行がWHOから発表されると,下落しその後回復しているが,原油価格の変動リスクを示すOVXが高い状態。
・FIAの最新の予測では,現在の若干の供給過多は2022年前半には解消されが,オミクロン株など新たなコロナ感染拡大で経済の回復が遅延すると,ジェット燃料やガソリン需要が減少と予想。
・OPECプラスの原油生産の漸増合意に加えて,米国のシェールからの生産増が期待されるが,米国の石油開発企業は新規投資よりも財務条件の改善に注力しているので,生産増は来年半ば以降と予想。