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J-GLOBAL ID：202202227924318291   整理番号：22A0879464

タマネギ収穫・乾燥方法が細菌性のりん茎腐敗症の発生に及ぼす影響

Influence of Harvest Proceeding and Maintenance on Occurrence of Post-harvest Bacterial Bulb Rot of Onion

著者 (2件)： 三室元気 (富山県農林水産総合技セ 農業研) ,  守川俊幸 (富山県農林水産総合技セ 農業研)
資料名： 富山県農林水産総合技術センター農業研究所研究報告  (Bulletin of the Agricultural Research Institute, Toyama Prefectural Agricultural, Forestry and Fisheries Research Center)
号： 9  ページ： 23-29  発行年： 2022年03月 
JST資料番号： Y0428C  ISSN： 1883-8227  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Burkholderia種およびPantoea ananatisが優占し,腐敗症増加に結び付く収穫の遅れ,さらには湿潤条件下での収穫,腐敗症を促進させる収穫後の乾燥の遅れという自然の疾患発生条件下で,細菌性貯蔵腐敗症に及ぼすタマネギの収穫および調製方法の影響について調査した。さらにりん茎腐敗症に及ぼす収穫時の剪葉位置の影響を調査した結果,葉を約3cm切って,直ちに乾燥した場合に腐敗症は減少した。一方,圃場に放置して乾燥しない場合,その効果は認められなかった。さらに圃場で病気になったタマネギは,収穫後にりん茎腐敗症が頻繁に増加した。以上から,細菌性病害による貯蔵腐敗症を軽減させるためには,化学防除により圃場での病害発生を減らし,収穫時期の降雨を避け,短葉を切って,直ちに乾燥させることが望ましいと考えられた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *タマネギ ,  収穫 ,  *乾燥 ,  鱗茎 ,  *植物病害 ,  細菌感染症 ,  Burkholderia ,  植物病原菌 ,  腸内細菌科 ,  富山県 ,  *病害防除 ,  剪定 ,  葉
準シソーラス用語： Pantoea ananatis ,  *りん茎腐敗症 ,  化学的防除 ,  *剪葉

分類 (4件)： 野菜  (FC03043X) ,  細菌による植物病害  (FC04053P) ,  栽培的防除  (FC05020Q) ,  化学的防除  (FC05050X)

引用文献 (10件)：

• Howerd F.Schwartz & S.Krishna Mohan.(Eds.)(2008)Compendium of Onion and Garlic Diseases and Pests:63.APS Press.
• 三室元気・守川俊幸(2015a)タマネギの収穫調製条件が細菌による貯蔵病害の発生に及ぼす影響.日植病報 81:88.
• 三室元気・守川俊幸・田村美佳・西畑秀次・浅井雅美・宮元史登(2015b) タマネギ乾腐病の耕種的な防除方法.富山県成果情報
• 守川俊幸(2013a)新しい産地化に向けたタマネギ病害対策.フザリウム研究会資料集 9:23.
• 守川俊幸・西畑秀次・田村美佳・中田 均・浅井雅美・宮元史登(2013b)追肥がタマネギ乾腐病の発生と収量に及ぼす影響.北陸病害虫研報62:23~27.

タイトルに関連する用語 (5件)： タマネギ ,  収穫 ,  細菌 ,  りん茎 ,  腐敗