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J-GLOBAL ID:202202228030067404   整理番号:22A1025154

肝細胞癌においてASF1Bは有望な予後バイオマーカーであり免疫療法効果と相関する【JST・京大機械翻訳】

ASF1B is a Promising Prognostic Biomarker and Correlates With Immunotherapy Efficacy in Hepatocellular Carcinoma
著者 (14件):
資料名:
巻: 13  ページ: 842351  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7071A  ISSN: 1664-8021  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:ヒストンH3-H4シャペロン,抗サイレンシング機能1B(ASF1B)は,S相進行と細胞増殖に重要である。最近の研究は,ASF1Bが癌予後の新しい増殖マーカーとして使用できることを示した。しかしながら,肝細胞癌(HCC)における腫瘍細胞および免疫微小環境に対するASF1Bの予後的価値および効果は,不明のままである。方法:著者らは,ASF1Bの発現および癌ゲノムアトラス(TCGA)データベース(訓練セットとして)および他のデータベースを用いてその予後値を分析し,著者らは141のHCC患者(検証セットとして)を含む著者らの臨床データベースにおける免疫組織化学による所見を検証した。遺伝子セット濃縮分析(GSEA)および遺伝子セット変異分析(GSVA)を行い,HCCにおけるASF1Bの腫瘍関連生物学的過程を調べた。ASF1B発現と腫瘍免疫学的特性の間の相互関係を,複数のデータベースによって分析した。Imvigor210コホートを検索し,免疫療法の有効性を予測するASF1Bの能力を評価した。結果:ASF1Bは,傍癌組織と比較して腫瘍組織で高度に発現した。高いASF1B発現は,訓練セット(p=0.005,p<0.001)および検証セット(p<0.001,p<0.001)で,より悪い全生存(OS)および無増悪生存(PFS)と関係した。多変量分析は,ASF1BがOSとPFSと関係した独立した予後因子であることを明らかにした。GSEA及びGSVAは,ASF1Bが細胞周期,DNA複製,塩基除去修復,ミスマッチ修復,RNA分解,ユビキチン仲介蛋白質分解及びヌクレオチド除去修復を含む腫瘍関連生物学的過程に関与することを示唆した。さらなる分析は,ASF1BのレベルがB細胞,CD8+T細胞,CD4+T細胞,好中球,および樹状細胞の免疫細胞浸潤と正に相関していることを明らかにした。しかし,ASF1Bは,消耗T細胞においてTreg細胞浸潤および阻害免疫チェックポイントと正に相関した。高いASF1B発現を有する抗PD-L1免疫療法を受けた患者は,より高い客観的反応を有した。結論:ASF1Bレベルは独立予後因子であり,潜在的免疫療法標的として役立つ可能性がある。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
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消化器の腫よう  ,  遺伝子発現  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
引用文献 (54件):
  • AbascalF., CorpetA., Gurard-LevinZ. A., JuanD., OchsenbeinF., RicoD., et al (2013). Subfunctionalization via Adaptive Evolution Influenced by Genomic Context: the Case of Histone Chaperones ASF1a and ASF1b. Mol. Biol. Evol. 30 (8), 1853-1866. doi: 10.1093/molbev/mst086
  • AkinyemijuT., AkinyemijuT., AberaS., AhmedM., AlamN., AlemayohuM. A., et al (2017). The Burden of Primary Liver Cancer and Underlying Etiologies from 1990 to 2015 at the Global, Regional, and National Level: Results from the Global Burden of Disease Study 2015. JAMA Oncol. 3 (12), 1683-1691. doi: 10.1001/jamaoncol.2017.3055
  • Annick BuendiaM. (2000). Genetics of Hepatocellular Carcinoma. Semin. Cancer Biol. 10, 185-200. doi: 10.1006/scbi.2000.0319
  • CalderaroJ., RousseauB., AmaddeoG., MerceyM., CharpyC., CostentinC., et al (2016). Programmed Death Ligand 1 Expression in Hepatocellular Carcinoma: Relationship with Clinical and Pathological Features. Hepatology 64 (6), 2038-2046. doi: 10.1002/hep.28710
  • CarianiE., MissaleG. (2019). Immune Landscape of Hepatocellular Carcinoma Microenvironment: Implications for Prognosis and Therapeutic Applications. Liver Int. 39 (9), 1608-1621. doi: 10.1111/liv.14192
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