文献
J-GLOBAL ID:202202228375453997   整理番号:22A1024052

バイカレイン-網膜虚血性傷害におけるミクログリアの強力なプロ恒常性調節因子【JST・京大機械翻訳】

Baicalein-A Potent Pro-Homeostatic Regulator of Microglia in Retinal Ischemic Injury
著者 (17件):
資料名:
巻: 13  ページ: 837497  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
網膜虚血は多くの網膜疾患の一般的原因であり,不可逆的な視覚障害と失明をもたらす。ミクログリア活性化およびT細胞反応を含む過剰な神経炎症は,網膜虚血における神経変性と関連する重要因子として同定されている。バイカレインは,広い抗炎症および神経保護生物活性を有することが報告されている天然フラボノイドである。ここでは,in vitroおよびin vivoでのミクログリア活性化に与えるバイカレインの影響を検討した。バイカレインは培養ヒトおよびマウスミクログリアに対して強力な抗炎症効果を示し,炎症促進性サイトカインの誘導およびホスホイノシチド3-キナーゼ(PI3K)および核因子κB(NFκB)のリン酸化の減少により実証された。プロテオミクス解析により,IL-17シグナル伝達経路とその上流調節因子IL-1βの調節に及ぼすバイカレインの効果をさらに解明した。網膜虚血/再灌流(I/R)損傷のマウスモデルにおけるバイカレインの硝子体内投与は,ミクログリア活性化と網膜T細胞浸潤,特にTヘルパー17細胞を減少させた。さらに,バイカレインはI/R損傷後の網膜神経節細胞(RGC)損失を有意に減少させることにより神経保護効果を発揮することが示され,網膜機能と空間視覚の改善をもたらした。これらの結果は,天然フラボノイドであるバイカレインがin vitroおよびin vivoの両方で活性化ミクログリアおよび免疫応答の負の調節因子として作用し,網膜I/R損傷における神経変性を効果的に軽減することを示唆する。この知見は,バイカレインが現在治療可能な変性網膜疾患に対する潜在的治療薬である可能性を示した。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学  ,  その他の中枢神経系作用薬の基礎研究  ,  生薬の薬理の基礎研究  ,  細胞生理一般 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (61件):
  • Hartsock MJ, Cho H, Wu L, Chen WJ, Gong J, Duh EJ. A Mouse Model of Retinal Ischemia-Reperfusion Injury Through Elevation of Intraocular Pressure. J Vis Exp (2016) 113:1-6. doi: doi: 10.3791/54065
  • Palmhof M, Frank V, Rappard P, Kortenhorn E, Demuth J, Biert N, et al. From Ganglion Cell to Photoreceptor Layer: Timeline of Deterioration in a Rat Ischemia/Reperfusion Model. Front Cell Neurosci (2019) 13:174:174. doi: doi: 10.3389/fncel.2019.00174
  • Osborne NN, Casson RJ, Wood JP, Chidlow G, Graham M, Melena J. Retinal Ischemia: Mechanisms of Damage and Potential Therapeutic Strategies. Prog Retin Eye Res (2004) 23(1):91-147. doi: doi: 10.1016/j.preteyeres.2003.12.001
  • Kim BJ, Braun TA, Wordinger RJ, Clark AF. Progressive Morphological Changes and Impaired Retinal Function Associated With Temporal Regulation of Gene Expression After Retinal Ischemia/Reperfusion Injury in Mice. Mol Neurodegener (2013) 8:21. doi: doi: 10.1186/1750-1326-8-21
  • Khanh Vu TH, Chen H, Pan L, Cho KS, Doesburg D, Thee EF, et al. CD4(+) T-Cell Responses Mediate Progressive Neurodegeneration in Experimental Ischemic Retinopathy. Am J Pathol (2020) 190(8):1723-34. doi: doi: 10.1016/j.ajpath.2020.04.011
もっと見る

前のページに戻る