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J-GLOBAL ID：202202228547010951   整理番号：22A0833729

衛星と地上ベース降水量観測を用いた1983~2007年のイランにおける干ばつイベントの検出【JST・京大機械翻訳】

Detecting drought events over Iran during 1983-2017 using satellite and ground-based precipitation observations

著者 (7件)： Kazemzadeh Majid (Faculty of Natural Resources, University of Tehran, Iran) ,  Noori Zahra (Faculty of Natural Resources, University of Tehran, Iran) ,  Alipour Hassan (Faculty of Natural Resources, University of Tehran, Iran) ,  Jamali Sadegh (Department of Technology and Society, Faculty of Engineering, Lund University, Box 118, 221 00 Lund, Sweden) ,  Akbari Javad (Faculty of Natural Resources, University of Tehran, Iran) ,  Ghorbanian Arsalan (Department of Photogrammetry and Remote Sensing, Faculty of Geodesy and Geomatics Engineering, K. N. Toosi University of Technology, 19967-15433 Tehran, Iran) ,  Duan Zheng (Department of Physical Geography and Ecosystem Science, Lund University, S-22362 Lund, Sweden)
資料名： Atmospheric Research  (Atmospheric Research)
巻： 269  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： E0540A  ISSN： 0169-8095  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 連続空間被覆による信頼できるデータを用いた干ばつ事象のタイムリーで正確な検出は,効率的な緩和戦略の適応に非常に重要である。イランの衛星降水製品を検証するために行われたいくつかの研究にもかかわらず,降水量推定と干ばつ事象検出における衛星降水製品の性能は,同時に評価されていない。衛星による平均降水値の良好な推定が干ばつ事象の検出において良好な性能を提供できるかどうかは不明である。ここでは,地上ベースのデータに対する干ばつ事象の検出において,衛星ベースの降水の精度とその性能を評価するために,包括的な枠組みを使用した。3つの衛星降水製品,すなわちTRMM TMPA 3B43 v7,CHIRPS,およびPERSIANN-CDRを,1983~2017年の間のイランの異なる気候帯で,複数の評価尺度,および3つの異なる干ばつ指数(標準化降水指数-SPI,標準化降水Evapopiration Index-SPEI,および多変量標準化降水指数-MSPI)を用いて評価した。著者らの結果は,TRMMとPERSIANN-CDRが,主に過大評価を持ち,一方,CHIRPSは,イランの異なる気候の降水において,ほとんど過小評価されたことを示した。TRMM,PERSIANN-CDR,およびCHIRPSにおける降水過大評価(過小推定)は,それぞれ,80.0%(2.00%),71.4%(28.6%),および45.7%(54.3%)のステーションで観察された。衛星製品における最も過大評価は乾燥関連気候地域にあり,一方,最も過小評価は湿潤関連気候地域で検出された。地上観測に対するPERSIANN-CDR(0.6)とTRMM(0.6)製品の平均相関係数はCHIRPS(0.4)データセットより高かった。さらに,著者らは,乾燥関連地域(二乗平均平方根誤差,RMSE,1月当たり10mm)における月次衛星ベースと地上ベース降水の間の低い相関係数(0.3)を見出したが,湿潤関連気候(RMSE>100mm/月)における高い相関係数(0.6)を示した。干ばつ評価の結果は,SPI,SPEI,およびMSPIによって同定された最も厳しい気象干ばつ事象が,すべての気候帯で1998年~2001年,2008年~2009年,2010年~2012年,および2016~2017年であることを示した。最も強い干ばつ事象は乾燥と半乾燥気候帯であった。全体として,多重時間スケールでの統計計量に関して,TRMMとPERSIANN-CDRは,渇水事象検出に対して地上観測と比較してCHIRPSを凌駕した。また,検出確率の高いスコア(POD)と臨界成功指数(CSI)とFalse Alarm比(FAR)のより低いスコアを持つTRMMとPERSIANN-CDRは,他の気候帯と比較して乾燥と半乾燥気候における干ばつ事象を検出する良好な能力を示した。CHIRPSは許容できる精度で降水を推定したが,TRMMとPERSIANN-CDRは干ばつ事象を検出しなかった。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *降水 ,  *降水量 ,  標準化 ,  *観測 ,  被覆 ,  気候 ,  相関係数 ,  湿潤 ,  *干ばつ ,  気候帯 ,  多重化 ,  緩和現象 ,  渇水 ,  検証
準シソーラス用語： 地上観測 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： 降水 ,  干ばつ ,  衛星製品 ,  地上検証 ,  イラン ,  チャープ ,  TRMM ,  PERSIANN

分類 (2件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  水文学一般  (DC07010R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 衛星 ,  地上 ,  降水量 ,  観測 ,  イラン ,  干ばつ ,  イベント