抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】2型糖尿病の網膜症(DR)患者における血清亜鉛a2糖蛋白質(ZAG),初期成長反応遺伝子1(Egr-1),およびケモカイン様受容体1(CMKLR1)のレベルと糖脂質代謝とインシュリン抵抗性(IR)の関係とその影響因子を分析する。【方法】2017年6月から20年3月までの漢中市人民病院眼科で治療した2型糖尿病患者227例を研究対象とし,その中にDR患者93例(DR群),非DR患者134例(n-DR群)とした。他に、当病院で診察を受けた健康志願者70例を対照群とした。血清ZAG,Egr-1,CMKLR1レベルと糖脂質代謝とIRの間の関係を,Pearson相関分析で分析し,多変量ロジスティック回帰分析でDRの影響因子を,3群間のベースラインデータ,血清学的指標,およびPearson相関分析によって評価した。結果:3群の被験者の収縮期血圧(SBP)、空腹時血糖(FBG)、糖化ヘモグロビン(HbA1c)、インスリン抵抗指数(HOMA-IR)、血清ZAG、Egr-1、CMKLR1レベルを比較すると、統計学的有意差があった(P<0.05),n-DR群,DR群のSBP,FBG,HbA1c,HOMA-IR,血清Egr-1,CMKLR1レベルは対照群より有意に高く,DR群のSBPはn-DR群,n-DR群よりも有意に高かった。DRグループの血清ZAGレベルは対照グループより明らかに低く、しかもDRグループの血清ZAGレベルはn-DRグループより明らかに低く、統計学的有意差があった(P<0.05);DR群の疾患経過は(7.85±1.97)年で、n-DR群より明らかに長かった(3.12±0.86)年、差異は統計学的に有意であった(P<0.05);Pearson相関分析結果により、血清ZAGはFBG、HbA1c、HOMA-IRと負の相関(P<0.05);血清Egr-1はFBG、HbA1c、HOMA-IRと正相関(P<0.05)、血清CMKLR1はFBG、HbA1c、HOMA-IR、FINSと正の相関(P<0.05);多変量ロジスティック回帰分析の結果から、疾患経過、HbA1c、ZAG、Egr-1、CMKLR1はDRの独立影響因子(P<0.05)。結論2型糖尿病DR患者の血清Egr-1、CMKLR1レベルの上昇、血清ZAGレベルの低下、それは糖代謝の乱れとIRと著しい相関性があり、DRの発生発展の独立な影響要素である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】