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J-GLOBAL ID：202202229806573192   整理番号：22A0729634

赤血球溶解による血液試料中の長寿命硫黄マスタード-ヒトヘモグロビン付加物の分析と液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析による固定化トリプシン反応器での消化のオンライン結合【JST・京大機械翻訳】

Analysis of long-lived sulfur mustard-human hemoglobin adducts in blood samples by red blood cells lysis and on-line coupling of digestion on an immobilized-trypsin reactor with liquid chromatography-tandem mass spectrometry

著者 (6件)： Hallez Florine (Department of Analytical, Bioanalytical Sciences and Miniaturization (LSABM) Chemistry, Biology and Innovation (CBI), ESPCI Paris, PSL University, CNRS, 10 rue Vauquelin, 75005 Paris, France) ,  Combes Audrey (Department of Analytical, Bioanalytical Sciences and Miniaturization (LSABM) Chemistry, Biology and Innovation (CBI), ESPCI Paris, PSL University, CNRS, 10 rue Vauquelin, 75005 Paris, France) ,  Desoubries Charlotte (CBRN Defence, Analytical Chemistry Department, DGA, 5 rue Lavoisier, 91710 Vert-le-Petit, France) ,  Bossee Anne (CBRN Defence, Analytical Chemistry Department, DGA, 5 rue Lavoisier, 91710 Vert-le-Petit, France) ,  Pichon Valerie (Department of Analytical, Bioanalytical Sciences and Miniaturization (LSABM) Chemistry, Biology and Innovation (CBI), ESPCI Paris, PSL University, CNRS, 10 rue Vauquelin, 75005 Paris, France) ,  Pichon Valerie (Sorbonne Universite, Campus PMC, 4 Place Jussieu, 75005 Paris, France)
資料名： Journal of Chromatography A  (Journal of Chromatography A)
巻： 1665  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： C0278B  ISSN： 0021-9673  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高度アルキル化化学兵器剤として,硫黄マスタードはヘモグロビンのような血液蛋白質と反応し,曝露のバイオマーカーとして使用できる長寿命ヒドロキシエチルチオエチル付加物を形成する。血液サンプルからヘモグロビンを抽出するための最適化法を開発した。1時間の2サイクルにおける80°Cでの凍結による赤血球の溶血とその後の100および50kDaカットオフ遠心装置上の限外濾過による溶解物の精製を含むこの手順を,異なる濃度(0.014から28μg/mLの範囲)で硫黄マスタードを添加した血液試料からのヘモグロビンの抽出に適用した。蛋白質の75%以上が血液試料から抽出され,本法が12.6%のRSDで満足な再現性を示した。次いで,抽出したヘモグロビンを,得られたアルキル化ペプチドのタンデム質量分析(LC-MS/MS)と組み合わせた液体クロマトグラフィーによる分析と組み合わせた実験室製トリプシンIMER上でオンラインで消化した。研究した硫黄マスタード濃度範囲を標的にした13種のアルキル化ペプチドに対して線形応答が観察され,RSDは消化再現性に対して0.1%以下であった。本法の定量限界は,全血中の硫黄マスタードへの曝露濃度として0.4ng・mL-1と見積もられた。最後に,血液中の優先付加部位がアルキル化ペプチドβ-T11上に位置する残基β-His97とβ-Val98であるので,ヘモグロビンのアルキル化速度の変化は,残留β-His97とβ-Val98であり,一方,水中の精製ヘモグロビンでは,残基β-His77が主な付加部位であった。したがって,血液試料は,純粋な標準品と比較して追加の試料処理段階を必要とするにもかかわらず,全血による研究の実施は,硫黄マスタードへの曝露時に生物で発生する現象のより代表的な情報を収集できた。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 最適化 ,  *血液 ,  *赤血球 ,  *液体クロマトグラフィー ,  ペプチド ,  アルキル化 ,  *ヘモグロビン ,  *消化 ,  *トリプシン ,  限外濾過 ,  試料調製 ,  *タンデム質量分析 ,  バイオマーカー ,  定量限界
準シソーラス用語： 全血 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： ヒトヘモグロビン付加物 ,  硫黄マスタード ,  固定化酵素反応器 ,  トリプシン消化 ,  オンライン結合 ,  LC-ESI-MS/MS

分類 (1件)： 有機化合物の各種分析  (CC08034J)

タイトルに関連する用語 (14件)： 赤血球溶解 ,  血液試料 ,  長寿命 ,  硫黄マスタード ,  ヒト ,  ヘモグロビン ,  付加物 ,  分析 ,  液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析 ,  固定化 ,  トリプシン ,  反応器 ,  消化 ,  オンライン