抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
知床硫黄火山は硫黄鉱山として開発されたが,鉱石を採掘し輸送する方法の詳細は分かっていない。著者の研究で,著者は,遺構と遺物に基づき,採掘の特徴を明らかにした。硫黄は,後期江戸時代ないし19世紀初頭から断続的に採掘された。日本特殊鉱山会社の採掘の期間には,効率的に硫黄を採掘するために最新の機械を設置した。採掘は,北西山腹に位置する1号火口周辺,カムイワッカ川,およびカムイワッカ湾海底で行われた。しかし,本研究では,北西山腹,特に1号火口周辺,カムイワッカ川周辺,およびカムイワッカ湾海岸周辺の陸域での採掘に焦点を当てた。日本特殊採掘会社は,1つは,カムイワッカ川に堆積した鉱石を採掘し,鉱山車と空中ケーブルによりカムイワッカ湾に輸送し,もう1つは,1号火口周辺で採掘し,鉱山車と別の空中ケーブルによってカムイワッカ湾に輸送するという2つのシステムで硫黄を採掘した。(翻訳著者抄録)