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J-GLOBAL ID：202202230016323712   整理番号：22A1016207

若狭の鯖養殖研究

著者 (2件)： 児玉敦也 (福井県水試) ,  前田英章 (福井県水試)
資料名： 福井県水産試験場報告
巻： 2020  ページ： 202-205  発行年： 2022年01月 
JST資料番号： L7876A  ISSN： 1347-0027  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・小浜市においてサバ養殖が行われているが,多くの課題があることから,種苗から養殖生産までの一貫した技術開発について検討。
・親魚育成試験:良質卵を得るための試験として,海面生簀で養成したマサバを親魚として下記3通りの飼料で飼育。
・サバEP6号(配合区),サバEP6号にアスタキサンチン2%添着(アスタキサンチン添加区)及びオキアミとカタクチイワシを1:1で混ぜたものにビタミン剤を5%添加(生餌区)。
・平均体重は生餌区が他の区よりも有意に高,平均卵巣卵径は生餌区が大きく,他の区と有意差有,生残率はアスタキサンチン添加区と生餌区が80%と73%で,配合区の56%よりも高。
・採卵試験の結果,1回次採卵の総産卵数は生餌区が26.5万粒で最多,配合区が4.5万粒,アスタキサンチン添加区が5万粒,浮上卵率に各区とも大差はなく,44~56%。
・その他,採卵試験で得た浮上卵を用いた種苗生産及び高低水温期の養殖管理に関する検討結果について記述。

シソーラス用語： *養殖 ,  福井県 ,  *マサバ ,  飼育管理 ,  配合飼料 ,  飼料添加物 ,  オキアミ類 ,  カタクチイワシ科 ,  採卵 ,  受精卵 ,  *種苗管理 ,  カロチノイド ,  共役ジエン ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ジオール ,  ジケトン ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： オキアミ ,  カタクチイワシ ,  魚類養殖 ,  若狭湾 ,  種苗生産 ,  親魚 ,  親魚養成 ,  卵径

分類 (4件)： 魚類  (FH02020K) ,  水産増養殖一般  (FH04010N) ,  配合飼料  (FD07040D) ,  特殊飼料  (FD07050O)

物質索引 (1件)： アスタキサンチン

引用文献 (3件)：

• 朝井隆元(2004) 低水温期マサバ当歳魚の成長に及ぼす飼料の影響 大分海水研調研報 5:19-22.
• Shiraishi T, Ohta K, Yamaguchi A, Yoda M, Chuda H, Matsuyama M (2005) Reproductive parameters of the chub mackerel S. japonicus estimated from human chorionic gonadotropininduced final oocyte maturation and ovulation in captivity. Fish Sci 71:531-542.
• 余語滋(2018) 栄養強化による種苗生産成績の改善事例~ヒラメ・サクラマス・アユ~ 養殖ビジネス 55(7):52-54.

タイトルに関連する用語 (3件)： 鯖 ,  養殖 ,  研究