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J-GLOBAL ID：202202231294148618   整理番号：22A0712079

授粉用ヒロズキンバエ「ビーフライ」の開発と実用化

Development and commercialization of the green bottle fly “Bee Fly” for pollination

著者 (1件)： 佐藤卓也 (ジャパンマゴットカンパニー)
資料名： JATAFFジャーナル  (JATAFF Journal)
巻： 10  号： 3  ページ： 26-30  発行年： 2022年03月01日 
JST資料番号： Y0218B  ISSN： 2187-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 農作物の受粉にはミツバチが用いられることが多いが,近年,供給が不安定化する要因が増加しており,ハチ不足が大きな問題となっている。さらに活動不良などの問題点があり,代替・補完手段の確立が求められている。そこで弊社の技術である糖尿病性壊疽等の治療法の一つであるウジ虫治療に使用する医療用無菌ウジ虫の人工飼育技術を生かし,その親であるヒロズキンバエを,ハチのように活動するハエ「ビーフライ」と名付け,ミツバチの代替として農業に応用した。ハチ類と比較して幅広い条件下で活動し,低温や高温時などでミツバチが活動不良となる条件下でも活動し,イチゴやマンゴーの授粉においてはミツバチの代替利用および新たな花粉媒介昆虫として十分実用化に至っている。(著者抄録)

シソーラス用語： 受粉 ,  虫媒 ,  *クロバエ科 ,  ミツバチ ,  イチゴ ,  マンゴー ,  治療法 ,  飼育 ,  栽培管理
準シソーラス用語： *ヒロズキンバエ ,  マゴット療法 ,  *花粉媒介昆虫 ,  人工飼育

分類 (3件)： 果樹  (FC03042G) ,  野菜  (FC03043X) ,  その他の動物の飼養  (FD06040W)

引用文献 (2件)：

• 岡田 匡(2013)糖尿病とウジ虫治療,岩波書店,118pp.
• W・フライシュマンら(2006)マゴットセラピーウジを使った創傷治療(三井秀也・沼田英治訳),大阪公立大学共同出版会,97pp.

タイトルに関連する用語 (5件)： 授粉 ,  ヒロズキンバエ ,  ビーフ ,  開発 ,  実用化