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J-GLOBAL ID:202202231445964799   整理番号:22A0749072

虚血の異なる程度に応じたミクログリア活性化の異なる調節【JST・京大機械翻訳】

Differential Regulation of Microglial Activation in Response to Different Degree of Ischemia
著者 (5件):
資料名:
巻: 13  ページ: 792638  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ミクログリアは脳内の一次免疫細胞であり,脳虚血後に急速に活性化される。ミクログリア活性化の程度は,虚血の重症度と密接に関連する。しかし,ミクログリア活性化が異なる程度の虚血に応答してどのように異なって調節されるかは,ほとんど不明である。本研究では,CX3CR1GFP/+マウスにおけるミクログリア応答を調べるために,両側総頚動脈結紮(BCAL)モデルを用い,結紮期間を変えて異なる程度の虚血を誘導した。共焦点顕微鏡,免疫蛍光染色,RNA配列決定,およびqRT-PCRを用いて,ミクログリア活性化に関連する脱アミド,増殖,および差次的遺伝子発現を評価した。その結果,虚血の30分はミクログリアの急速脱アミドを誘導したが,ミクログリア密度には有意な影響を及ぼさなかった。対照的に,60分の虚血は,ミクログリア密度の著しい低下と,ミクログリア過程のより顕著な脱アミドをもたらした。重要なことに,30分の虚血はミクログリアの増殖を誘導しなかったが,60分の虚血は増殖ミクログリアの密度の著しい増加をもたらした。トランスクリプトーム配列決定を利用したさらなる分析は,ミクログリア活性化が異なる程度の虚血に応答して異なって調節されることを示した。合計1097の遺伝子は虚血の60分後に差別的に制御されたが,68の遺伝子だけが30分の虚血後に異なって制御された。経路濃縮分析は,アポトーシス,細胞有糸分裂,免疫受容体活性と炎症関連経路が30分の虚血と比較して60分の虚血後に高度に調節されることを示した。Cxcl10,Tlr7,Cd86,Tnfrsf1a,Nfkbia,Tgfb1,Ccl2およびIl-6のような複数のミクログリア関連遺伝子は,虚血延長によりアップレギュレートされた。CSF1受容体の薬理学的阻害は,CSF1Rシグナリング経路がミクログリア増殖に寄与することを示した。まとめると,これらの結果は,ミクログリアの増殖が虚血の持続時間によってゲートされ,ミクログリアが種々の程度の虚血に応答して異なって活性化されることを示唆する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 
引用文献 (83件):
  • Dirnagl U, Iadecola C, Moskowitz MA. Pathobiology of Ischaemic Stroke: An Integrated View. Trends Neurosci (1999) 22:391-6. doi: doi: 10.1016/S0166-2236(99)01401-0
  • Jin R, Yang G, Li G. Inflammatory Mechanisms in Ischemic Stroke: Role of Inflammatory Cells. J Leukoc Biol (2010) 87:779-89. doi: doi: 10.1189/jlb.1109766
  • Andreev DE, O’Connor PBF, Zhdanov AV, Dmitriev RI, Shatsky IN, Papkovsky DB, et al. Oxygen and Glucose Deprivation Induces Widespread Alterations in mRNA Translation Within 20minutes. Genome Biol (2015) 16:1-14. doi: doi: 10.1186/s13059-015-0651-z
  • Khoshnam SE, Winlow W, Farzaneh M, Farbood Y, Moghaddam HF. Pathogenic Mechanisms Following Ischemic Stroke. Neurol Sci (2017) 38:1167-86. doi: doi: 10.1007/s10072-017-2938-1
  • Lodge PA, Sriram S. Regulation of Microglial Activation by TGF-β, IL-10, and CSF-1. J Leukoc Biol (1996) 60:502-8. doi: doi: 10.1002/jlb.60.4.502
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