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J-GLOBAL ID：202202231516973555   整理番号：22A0883252

赤外線温度センサーを用いた地中温度計測

Measurement of soil temperature by means of IR thermometer

著者 (1件)： 渡部要一 (北大 大学院)
資料名： 地盤工学会北海道支部技術報告集(CD-ROM)
号： 62  ページ： 21-30  発行年： 2022年01月 
JST資料番号： L0301B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・広範囲かつ複数深度の地中温度を高精度/効率的に計測するため,赤外線放射温度計(IR温度計)を用いる方法を検討。
・従来の水銀封入ガラス製温度計などは損傷しやすく計測時間が長いため,その欠点解消が目的。
・大学構内2地点で測定実験を実施し,長さ900mmのケーシングパイプを用い,地中深度400mmまで100mm間隔で地温を測定。
・狭視野/広視野タイプのIR温度計を比較し,自記録式サーミスタ温度計とも比較。
・測定の結果,5秒前後の計測時間で安定した地中温度の計測が可能であることを確認。
・自記録式サーミスタ温度計の計測結果と比較して,十分な精度で計測できることも確認。
・狭視野/広視野タイプ共,十分な精度で計測できることも確認。

シソーラス用語： *温度測定 ,  *地温 ,  *放射温度計 ,  測定精度 ,  保持時間 ,  ケーシング管 ,  温度センサ ,  赤外線 ,  作業能率 ,  サーミスタ温度計 ,  経時変化 ,  温度分布 ,  垂直分布
準シソーラス用語： 水銀温度計 ,  測定時間

分類 (2件)： 現地調査,土質試験  (RA03020I) ,  温度測定,温度計  (AD06010K)

引用文献 (5件)：

• Bispo, A., Andersen, L., Angers, D.A. Bernoux, M., Brossard, M., Cécillon, L., Comans, R.N.J., Harmsen, J., Jonassen, K., Lamé, F., Lhuillery, C., Maly, S., Martin, E., Mcelnea, A.E., Sakai, H., Watabe, Y., Eglin, T.K.: Accounting for Carbon Stocks in Soils and Measuring GHGs Emission Fluxes from Soils: Do We Have the Necessary Standards?, Frontiers in Environmental Science, Vol.5, Article 41, 12p, 2017.
• 服部晋: 温度はどうすれば正しく測れるか, <特集>計測の原理と技術の開発, 化学教育, Vol.25, No.1, pp.29-35, 1977.
• Taylor S.A. and Jackson, R.D.: Temperature, Methods of Soil Analysis, Part 1. Physical and Mineralogical MethodsAgronomy Monograph. No.9 (2nd Edition), pp. 927-940, 1986.
• 株式会社堀場製作所: 放射温度計のすべて, 2008. https://www.horiba.com/fileadmin/uploads/Process-Environmental/Documents/thermometry.pdf
• World Meteorological Organization: Chapter 2 Measurement of Temperature, Prat I: Measurement of Meteorological Variables, Guide to Meteorological Instruments and Methods of Observation, pp. I.2-1- I.2-17, 2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： 赤外線 ,  温度センサー ,  地中温度 ,  計測