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J-GLOBAL ID：202202231977181959   整理番号：22A0418939

現場と室内で締め固めた供試体の走査電子顕微鏡を用いた粒子構造観察

OBSERVATION OF MICROSTRUCURE USING AN ELECTRON MICROSCOPE OF SPECIMENS COMPACTED IN THE FIELD AND IN THE LABORATORY

著者 (2件)： 冨田佑一 (東急建設) ,  成瀬義幸 (東急建設)
資料名： 東急建設技術研究所報  (Tokyu Construction Technical Reports)
号： 47  ページ： 75-80  発行年： 2022年01月31日 
JST資料番号： F0153B  ISSN： 0285-4546  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 盛土構造物の設計や施工検討時において,通常の三軸試験に用いる室内締固め供試体は室内で変形が拘束されたモールド内で比較的一様に突き固めて作製される。その一方で,実現場における締固め施工は撒き出した土の直上を締固め機械が走行するため,締固め機械から伝わる荷重の分散により各締固め層で深さ方向に大きな乾燥密度勾配が生じる。これまで大型鋼製土槽内に小型締固め機械を用いて実大締固め実験を実施し,それから採取した乱れの少ない試験盛土供試体と同じ土質を用いて室内で締め固めた供試体を作製し,両者の物性を比較してきた。本論文では走査電子顕微鏡を用いて現場と室内で締め固めた供試体それぞれの粒子構造を観察し,白黒二値化データから求めた乾燥密度分布と別途直接測定した乾燥密度分布を比較した。その結果一定の仮定条件下で,走査電子顕微鏡を用いた密度分布の評価が可能であることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： 土木構造物 ,  *盛土 ,  *締固め試験 ,  現場 ,  締固め機械 ,  試料 ,  *走査電子顕微鏡 ,  粒子 ,  構造 ,  配列 ,  観察 ,  *密度分布 ,  評価 ,  変換
準シソーラス用語： 盛土構造物 ,  室内 ,  供試体 ,  白黒画像 ,  二値化処理

分類 (3件)： 土工計画,土工事  (RA07050R) ,  現地調査,土質試験  (RA03020I) ,  土の構造と物理的・化学的性質  (RA03030T)

引用文献 (6件)：

• 龍岡文夫,平川大貴:総説 盛土の締固めの新たな展開と展望,基礎工,Vol.48,No.11,pp.2-9,2020.
• 冨田佑一,古関潤一,龍岡文夫:現場と室内で締め固めた砂質土供試体の強度特性に与える飽和化の影響,第56回地盤工学研究発表会,12-4-1-03,2021.
• 冨田佑一,古関潤一,龍岡文夫:現場と室内で締め固めた砂質土供試体の非一様性の評価と強度変形特性への影響,地盤工学ジャーナル,Vol.16,No.4,pp.355-369,2021.
• 椋木俊文,大谷順:X線CTから見る土質力学 講座4.土の締固め,地盤工学会誌,Vol.65,No.11/12,pp.57-62,2017.
• 肥後陽介,椋木俊文,菊池喜昭:X線CTから見る土質力学 講座5.土中の水理,地盤工学会誌,Vol.66,No.1,pp.45-53,2018.

タイトルに関連する用語 (5件)： 現場 ,  室内 ,  供試体 ,  走査電子顕微鏡 ,  観察