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J-GLOBAL ID:202202232206670379   整理番号:22A1025169

NK細胞抗ウイルス免疫を制御するキラー細胞免疫グロブリン様受容体の個別配列と同種HLAクラスIリガンドはCOVID-19を予告する【JST・京大機械翻訳】

Individualized Constellation of Killer Cell Immunoglobulin-Like Receptors and Cognate HLA Class I Ligands that Controls Natural Killer Cell Antiviral Immunity Predisposes COVID-19
著者 (20件):
資料名:
巻: 13  ページ: 845474  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7071A  ISSN: 1664-8021  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2(SARS-CoV-2)感染は,いくつかの個人でコロナウイルス疾患-2019(COVID-19)を引き起こすが,大多数は無症候性のままである。ナチュラルキラー(NK)細胞は抗ウイルス防御において重要な役割を果たす。NK細胞成熟と機能は,主に高多型キラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR)と同族HLAクラスIリガンドによって調節される。ここでは,NK細胞機能を制御する個別化KIRとHLAクラスIリガンドの組み合わせがSARS-CoV-2感染の転帰を決定するという仮説を検証した。方法:著者らは,COVID-19と195人の健康な一般集団対照のために入院した200人の患者におけるKIRとHLA遺伝子を特徴付けた。結果:KIR3DL1+HLA-Bw4+[オッズ比(OR)=0.65,p=0.03]およびKIR3DL2+HLA-A3/11+(OR=0.6,p=0.02)の組み合わせは,対照よりCOVID-19患者で有意に低い頻度で遭遇した。特に,患者の40%は,対照の24.6%(OR=2.04,p=0.001)と比較して,これらのKIR+HLA+の組み合わせを欠いた。さらに,活性化受容体KIR2DS1+KIR2DS5+は,軽度疾患患者より重症COVID-19患者で高頻度であった(OR=1.8,p=0.05)。KIR2DS1+KIR2DS5+遺伝子を運ぶが,KIR3DL1+HLA-Bw4+組合せ(OR=1.73,p=0.04)またはKIR3DL2+HLA-A3/11+組合せ(OR=1.75,p=0.02)またはKIR3DL1+HLA-Bw4+とKIR2DL2+HLA-A3/11+の組み合わせ(OR=1.63,p=0.03)は,対照に比べてCOVID-19コホートにおいてより高頻度であった。結論:KIR3DL1+HLA-Bw4+とKIR3DL2+HLA-A3/11+の組み合わせの欠如は,おそらく不十分なNK細胞成熟を生じ,抗SARS-CoV-2防御を低下させ,COVID-19を生じる。重症COVID-19患者におけるKIR2DS1+KIR2DS5+の増加した頻度は,これらの活性化受容体を介して誘発された活発なNK細胞反応とその後の重度のCOVID-19に関与する優れた炎症性サイトカインの産生を示唆する。著者らの結果は,NK細胞成熟と機能を制御する特異的KIR-HLA組合せが,有益な抗ウイルスと有害な病理学的作用を仲介する際にNK細胞の二重の役割を決定する免疫遺伝学的変数の基礎となることを示す。これらの知見は,COVID-19の傾向がある個体を識別するための潜在的宿主遺伝子バイオマーカーを開発するためのフレームワークを提供する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞膜の受容体  ,  分子構造  ,  免疫反応一般 
引用文献 (67件):
  • AnfossiN., AndréP., GuiaS., FalkC. S., RoetynckS., StewartC. A., et al (2006). Human NK Cell Education by Inhibitory Receptors for MHC Class I. Immunity 25 (2), 331-342. doi: 10.1016/j.immuni.2006.06.013
  • AshouriE., FarjadianS., ReedE. F., GhaderiA., RajalingamR. (2009). KIR Gene Content Diversity in Four Iranian Populations. Immunogenetics 61 (7), 483-492. doi: 10.1007/s00251-009-0378-7
  • AshouriE., RajalingamK., BaraniS., FarjadianS., GhaderiA., RajalingamR. (2021). Coexistence of Inhibitory and Activating Killer-Cell Immunoglobulin-like Receptors to the Same Cognate HLA-C2 and Bw4 Ligands Confer Breast Cancer Risk. Sci. Rep. 11 (1), 7932. doi: 10.1038/s41598-021-86964-y
  • BaoC., TaoX., CuiW., HaoY., ZhengS., YiB., et al (2021). Natural Killer Cells Associated with SARS-CoV-2 Viral RNA Shedding, Antibody Response and Mortality in COVID-19 Patients. Exp. Hematol. Oncol. 10 (1), 5. doi: 10.1186/s40164-021-00199-1
  • BashirovaA. A., MartinM. P., McVicarD. W., CarringtonM. (2006). The Killer Immunoglobulin-like Receptor Gene Cluster: Tuning the Genome for Defense. Annu. Rev. Genom. Hum. Genet. 7, 277-300. doi: 10.1146/annurev.genom.7.080505.115726
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