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J-GLOBAL ID：202202232674778048   整理番号：22A0756397

パルスレーザの直接照射による金属材料の長寿命化技術

Service Life Extension of Metal Materials by Direct Pulse Laser Irradiation

著者 (1件)： 佐野雄二 (自然科学研究機構 分子科研)
資料名： スマートプロセス学会誌  (Journal of Smart Processing - for Materials, Environment & Energy -)
巻： 11  号： 2  ページ： 40-44  発行年： 2022年03月10日 
JST資料番号： F0907C  ISSN： 2186-702X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近の四半世紀におけるコーティングのないレーザピーニング(LPwC)の開発について要約した。実験により,レーザ照射材料上の水がアブレーションプラズマを閉込め,ほとんどの金属の降伏強さ以上に圧力を増強することを示した。時間依存弾塑性FEMシミュレーションにより,残留応力深さプロファイルの実験結果を再現した。LPwCは,鋭敏化SUS304の応力腐食割れ(SCC)に対する感受性を著しく減少させ,SUS316Lの疲労特性を改善した。パルスエネルギーが1.7mJのマイクロチップレーザを用いてLPwCを試み,圧縮残留応力を導入してA7075アルミニウム合金の疲労特性を強化した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *表面改質 ,  レーザ照射 ,  ピーニング ,  パルスレーザ照射 ,  パルスレーザ ,  金属材料 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  アルミニウム合金 ,  固体レーザ ,  残留応力 ,  深さプロフィル ,  応力腐食割れ ,  疲れ強さ ,  寿命延長 ,  プラズマ
準シソーラス用語： レーザ表面改質 ,  *レーザピーニング ,  SUS304 ,  SUS316L ,  A7075 ,  マイクロチップレーザ ,  圧縮残留応力 ,  長寿命化 ,  水中プラズマ

分類 (3件)： 熱的操作によらぬ硬化  (WC04080O) ,  腐食基礎理論,腐食試験  (WB03020Q) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (9件)：

• R. Fabbro, J. Fournier, P. Ballard, D. Devaux, and J. Virmont:\n"Physical study of laser-produced plasma in confined geometry", J.\nAppl. Phys., 68(1990), 775-784.
• Y. Sano, N. Mukai, K. Okazaki and M. Obata: "Residual stress\nimprovement in metal surface by underwater laser irradiation", Nucl.\nInstrum. Methods B, 121(1997), 432-436.
• A.H. Clauer: "Laser shock peening, the path to production", Metals,\n9( 2019), 626.
• Y. Sano: "Quarter century development of laser peening without\ncoating", Metals, 10(2020), 152.
• Y. Sano, M. Yoda, N. Mukai, M. Obata, M. Kanno and S. Shima:\n"Residual stress improvement mechanism on metal material by\nunderwater laser irradiation", J. Atom. Energy Soc. Jpn., 42(2000),\n567-573.( In Japanese)

タイトルに関連する用語 (3件)： パルスレーザ ,  金属材料 ,  長寿命化