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J-GLOBAL ID:202202232685979435   整理番号:22A0897223

高風化土壌における銅およびガリウム同位体の挙動【JST・京大機械翻訳】

Copper and gallium isotopic behavior in highly weathered soils
著者 (8件):
資料名:
巻: 594  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: A0081A  ISSN: 0009-2541  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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微量元素銅(Cu)とガリウム(Ga)は,風化と土壌生成過程,ならびに古気候変化に関連した地質研究において潜在的有用性がある。しかし,化学的風化時のCuとGaの挙動とその同位体分別機構は現在よく理解されていない。この問題に取り組むために,中国南部,海南島の新生代玄武岩上に発達した堆積学的および地球化学的に良く特性化された風化プロファイルから17のサンプルでCuとGaの同位体を結合させた。各試料を逐次抽出手順に供し,CuとGaの4つの画分(すなわち,交換可能,吸着,有機結合,およびケイ酸塩ホスト)を与え,そのために同位体組成をバルク試料の分析に加えて別々に測定した。岩盤(NIST 976に対してδ65/63Cu=+0.07±0.04‰)と比較して,土壌試料はCuの重同位体(δ65/63Cu_bulk=-0.29から+0.24‰)に富んで枯渇した。τ_Cu,Th[=[(C_Cu/C_Th)試料/(C_Cu/C_Th)_親-1]×100%]のδ65/63Cu_bulkの正の相関(r=+0.74)は,風化プロファイルからの重いCu同位体の優先的浸出を反映している。軽いCu同位体はケイ酸塩ホスト画分(δ65/63Cu_sil=-0.84から-0.11‰)に保持され,重いCu同位体は交換可能な画分(δ65/63Cu_exch=+0.06から+0.44‰)に比べて吸着画分(δ65/63Cu_ads=+0.27から+0.44‰)に富んでおり,主に高結晶性で低結晶性のFe水酸化物から成る。岩盤(Ga-IPGP標準に対してδ71/69Ga=0.00±0.05‰)と比較して,土壌試料はGaの重い同位体(δ71/69Ga_bulk=+0.01~+0.20‰)にわずかに富んでいた。Cuとは対照的に,風化はGaの軽い同位体を優先的に放出し,交換可能(+0.54から+1.18‰)と吸着画分(-0.01から+0.55‰)に対するより高いδ71/69Ga値を与える。Fe-水酸化物との反応はCuとGa同位体変動の支配的な制御であり,脱着中の軽い同位体の吸着と放出の間の重い同位体の優先的取り込みを伴う。四面体および八面体サイトにおけるFeのGa置換は,一次鉱物から同位体的に軽いGaの優先的放出をもたらした。これらの結果は,化学的風化時のCuとGaの同位体分別メカニズムの理解と古風化プロキシとしてのこれらの同位体システムの潜在的有用性を前進させる。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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堆積学一般  ,  同位体地質学  ,  岩石圏の地球化学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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