抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
移動体通信ネットワークにおいて,IoTの拡大等を視野に入れた多数の端末を効率的に収容する方式として,無線アクセスネットワークではNOMA(Non-orthogonal Multiple Access)等のグラントフリー型,すなわち送信権を獲得する明示的な手段を省略することによるシステムスループットの向上や処理負荷の軽減効果を期待した通信方式が各種検討されている。一方,コアネットワークに関して多数端末の収容を前提とした方式の検討は限定的である。移動体通信ネットワークでは特に,端末の位置把握が必須であるが,その位置登録を記録するホームメモリ及びその管理機能に関しては通常はネットワーク全体を見渡せるコアネットワーク側に具備される。IoTの拡大等によりネットワークに収容する端末数が増えれば,位置登録に関しても必然的に処理量が増大し,場合によっては輻輳に発展する可能性が増大する。本稿では,5Gで規定されているmMTC(massive Machine Type Communication)における多数同時接続環境を前提とした,端末の位置登録にかかる処理量を軽減する方法を提案する。(著者抄録)