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J-GLOBAL ID:202202233747069979   整理番号:22A0660267

cGAS-STING経路はCOVID-19においてI型IFNの免疫病態を駆動する

The cGAS-STING pathway drives type I IFN immunopathology in COVID-19
著者 (18件):
資料名:
巻: 603  号: 7899  ページ: 145-151  発行年: 2022年03月03日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の感染によって引き起こされ,肺の病態や肺外合併症を特徴とする。I型インターフェロン(IFN)はCOVID-19の発症に重要な役割を担っている。I型IFNが迅速に誘導されることでウイルス増殖は抑制されるが,感染後期のI型IFNレベルの持続的な増加は,異常な炎症や臨床転帰不良と関連付けられている。今回我々は,細胞質ゾルのDNAに対する免疫を制御するサイクリックGMP-AMPシンターゼ(cGAS)-STING(stimulator of interferon genes)経路が,COVID-19における異常なI型IFN応答の重要な駆動要因であることを示す。COVID-19の皮膚症状のプロファイリングから,内皮細胞傷害領域に接するマクロファージによって主に仲介されるSTING依存的なI型IFNシグネチャーが明らかになった。さらに,cGAS-STING活性は,COVID-19患者の顕著な組織破壊を伴う肺検体で検出され,I型IFN応答と関連していた。肺チップモデルによって,SARS-CoV-2感染は,マクロファージに加え,内皮細胞でミトコンドリアDNAの遊離を介してcGAS-STINGのシグナル伝達を活性化し,細胞死やI型IFN産生を誘導することが明らかになった。マウスでは,STINGの薬理学的阻害がSARS-CoV-2によって誘導される重度の肺炎症を抑制し,疾患転帰を改善した。まとめると我々の研究は,COVID-19における病的なI型IFN応答の機構基盤を明らかにし,宿主指向性の治療法を開発するための原理を示している。Copyright Nature Japan KK 2022
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分類 (2件):
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感染免疫  ,  生体防御と免疫系一般 

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