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J-GLOBAL ID:202202233751994185   整理番号:22A0410232

in vitroデータはSARS-CoV-2のインドデルタ変異体B.1.617は受容体親和性と免疫回避の両方により中和を回避する【JST・京大機械翻訳】

In vitro data suggest that Indian delta variant B.1.617 of SARS-CoV-2 escapes neutralization by both receptor affinity and immune evasion
著者 (15件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: 111-117  発行年: 2022年 
JST資料番号: E0643B  ISSN: 0105-4538  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景:Emerged変異は,Spike(S)融合糖蛋白質の受容体結合ドメイン(RBD)において生じる,それぞれ,L452R/E484QおよびN440KのB.1.617およびB.1.36インドデルタ変異体の伝達性の増加に起因すると考えられる。目的:ACE2,SARS-CoV-2主受容体に対するRBDの親和性に対する変異L452R/E484QとN440K(変異B.1.351とP.1に存在する変異E484K)の影響を評価することを目的とした。また,自然感染により誘導される抗体の能力,またはBNT162b2 mRNAワクチンによる免疫により,RBDの突然変異バージョンを認識し,またウイルス中和のための重要な代理読取りであるRBD-ACE2を遮断した。【方法】著者らは,組換え野生型RBD,ならびに突然変異L452R/E484Q,N440K,またはE484K(最近,関心B.1.351とP.1)の変異体で,ACE2のエクトドメインを含むRBDを作製した。生体層干渉法(BLI)を用いて,ACE2に対するRBDの結合親和性と,COVID-19回復ドナーまたはBNT162b2 mRNAワクチンで免疫した被験者からの血清の能力を測定し,この相互作用を遮断した。最後に,これら結果を,直接ELISAにより同じ血清から測定した総抗RBD IgG力価と相関させた。結果:結合アッセイは,L452R/E484Q二重変異体RBDが野生型(K_D=21.3nM)または単一変異体N440K(K_D=9.9nM)およびE484K(K_D=19.7nM)RBDよりも高い親和性(K_D=4.6nM)を有するACE2と相互作用することを示した。一方,抗RBD IgG滴定は,感染誘導抗体による変異体E484KおよびL452R/E484Qのより低い認識をもたらしたが,変異E484Kのみがワクチン接種により誘導された抗体により認識されなかった。より興味深いことに,免疫した被験者と同様に回復期からの血清は,阻害アッセイにより示されるように,ACE2とRBD変異体E484KとL452R/E484Qとの間の相互作用を遮断する能力を示した。【結論】著者らのデータは,新たに出現したSARS-CoV-2変異体B.1.617,ならびに,より良い研究された変異体B.1.351およびP.1(位置E484での突然変異を含む)は,細胞受容体ACE2に対するより高い親和性および野生型ウイルスに対して発生した免疫を部分的にバイパスするそれらの能力の両方により,伝達性の増加を示した。変異体B.1.36(位置N440での点突然変異を有する)に対して,親和性の増加のみが役割を果たすようである。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗原・抗体・補体の生化学  ,  細胞膜の受容体  ,  生物学的機能 

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