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J-GLOBAL ID：202202234321006420   整理番号：22A1075737

損傷が進行した鉄筋コンクリート道路擁壁の実態評価-圧縮応力場の弾性波エネルギを指標として-

著者 (3件)： 柴野一真 (新潟大 農) ,  島本由麻 (東京農工大 大学院農学研究院) ,  鈴木哲也 (新潟大 自然科学系 (農))
資料名： 農村道路研究部会報  (農村道路・材料施工)
号： 31  ページ： 41-48  発行年： 2022年02月 
JST資料番号： F1741A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・鉄筋コンクリート造道路擁壁のAE法による定量的損傷度評価を検討。
・AE法とは,固体材料内部の微少な破壊またはそれと同様なエネルギー開放過程によって発生する弾性波を検出する手法。
・1973年竣工の鉄筋コンクリート造道路擁壁から供試体を8本採取。
・AE計測を導入した圧縮強度試験を実施。
・検出した波形を機械学習により検出波の判別後,AEエネルギーによる損傷度評価を実施。
・結果,いずれの供試体も道路示方書に示す鉄筋コンクリートの基準強度を上回っていたことを確認。
・AE波形全403072波形の内訳は,突発型196562波,連続型206510波と判明。
・損傷したサンプルにおいて脆性的な破壊が生じる閾値はひずみエネルギー20Nm近傍であると推察。

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *擁壁 ,  道路 ,  コンクリート構造物 ,  損傷 ,  *性能評価 ,  弾性波 ,  破壊 ,  内面 ,  圧縮強さ ,  歪エネルギー
準シソーラス用語： *損傷度評価 ,  道路構造物 ,  内部破壊

分類 (2件)： 道路の維持修繕  (RC08050E) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (16件)：

• Beyeler,M.(2018):OpenCVとPythonによる機械学習プログラミング,池田聖,浦西友樹,中島悠太,森尚平,山添大丈,山本豪志朗訳,マイナビ出版,pp.362~394.
• 土木学会(2017):2.2.4 圧縮応力下における応力-ひずみ関係,2017年制定 コンクリート標準示方書【設計編】,pp.486~489.
• 飯山将晃(2015):使える!統計検定・機械学習-IV-Random Forestsを用いたパターン認識,システム/制御/情報,59(2),pp.71~76.
• 前田直樹(1985):地震波自動処理システムにおける読み取りおよび評価,地震第2輯,38(3),pp.365-379.
• 日本非破壊検査協会(1994):2.4.1 AE信号,アコースティック・エミッション 1990,pp.23~24.

タイトルに関連する用語 (9件)： 損傷 ,  鉄筋コンクリート ,  道路 ,  擁壁 ,  評価 ,  圧縮応力 ,  弾性波 ,  エネルギ ,  指標