文献
J-GLOBAL ID:202202234809823294   整理番号:22A0951899

液胞(H+)-ATPアーゼサブユニットcはLocusta migratoriaの生存と全身RNA干渉応答に必須である【JST・京大機械翻訳】

Vacuolar (H+)-ATPase subunit c is essential for the survival and systemic RNA interference response in Locusta migratoria
著者 (8件):
資料名:
巻: 78  号:ページ: 1555-1566  発行年: 2022年 
JST資料番号: C0146B  ISSN: 1526-498X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:Vacuolar(H+)-ATPアーゼ(V-ATPアーゼ)は,細胞膜を通過してプロトンを輸送するためにアデノシン三リン酸(ATP)を加水分解する多サブユニット酵素であり,増殖,発生および免疫応答を含む多数の生物学的過程において重要な役割を果たす。V-ATPアーゼのcサブユニットは,プロトンの結合と輸送に必要な回転プロテオリピド環の高度に保存されたサブユニットである。今日まで,昆虫におけるV-ATPアーゼ-c機能に関する公表された報告はほとんどない。結果:世界で最も破壊的な農業害虫の1つであるLocusta migratoriaにおけるV-ATPアーゼ-c遺伝子を同定し,特性化した。LmV-ATPアーゼ-cは幼虫のMalpighian管で主に発現し,後腸と卵巣が続いたが,他の組織は比較的低い発現レベルを示した。LmV-ATPアーゼ-cのサイレンシングは幼虫の重度の脱皮欠陥と>90%の高い死亡率を引き起こした。腹部表皮からの切片の組織学的染色および顕微鏡検査は,dsLmV-ATPアーゼ-cを注射した幼虫において新たに形成されたクチクラの欠如を明らかにした。さらに,LmV-ATPアーゼ-c転写物レベルのサイレンシングは,レポーター遺伝子のRNA干渉(RNAi)効率を著しく障害した。定量的ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により二本鎖RNA(dsRNA)量を定量することにより,LmV-ATPアーゼ-cに対するRNAiがLocusta遊走子の表皮および中腸細胞のエンドソームにおいてdsRNAの劇的な蓄積を誘導することを見出した。結論:著者らの結果は,LmV-ATPアーゼ-cが脱皮過程中の新しいクチクラの形成に不可欠であり,エンドソームからのdsRNA脱出において中心的な機能を有することを示した。LmV-ATPアーゼ-cは害虫防除のための新しい戦略を開発するための貴重な標的であるかもしれない。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  昆虫・ダニによる植物被害 

前のページに戻る