抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
【目的】鼻咽頭癌(NPC)における大腸癌転移関連遺伝子1(MACC1)とホスホイノシナーゼ1(p-IRE1)の発現を調査し,鼻咽頭癌(NPC)の臨床病理学的特徴,放射線感受性,および予後との関係を調査し,個別化治療のための基礎を提供する。【方法】2016年1月から2018年12月まで,鼻咽頭癌(NPC)患者62名を,鼻咽頭癌(NPC)患者62名に登録し,対照群として20名の健常人の鼻咽頭粘膜組織標本を選択した。MACC1とp-IRE1蛋白質の発現を,免疫組織化学によって検出し,NPC患者の臨床病理学的特徴,放射線療法の感受性,および予後と,NPC組織におけるMACC1とp-IRE1蛋白質発現の相関関係を分析した。結果:鼻咽頭癌組織標本のMACC1、p-IRE1蛋白の陽性発現率は正常鼻咽頭粘膜組織標本より明らかに高く、いずれも統計学的有意差があった(70.97%対15.00%、66.13%対10.00%、P<0.05)。鼻咽頭癌組織MACC1、p-IRE1蛋白陽性発現はTNM臨床分期と分化程度と密接に関連する(P<0.05)、鼻咽頭癌組織MACC1、p-IRE1蛋白陽性発現者の放射線治療感度はみな陰性発現者より明らかに低く、統計学的有意差があった(P<0.05)。鼻咽頭癌のMACC1とp-IRE1の陽性発現は正の相関があった(χ2=12.18,P<0.001,列連絡数=0.405)。放射線治療後、フォローアップ期間中12例(19.35%)に局部再発が見られ、14例(22.58%)に遠隔転移が見られ、死亡24例(38.71%)は局部再発または遠隔転移で死亡した。鼻咽頭癌患者の放射線治療後の死亡はTNM臨床分期、分化程度及び鼻咽頭癌組織MACC1、p-IRE1タンパク発現情況と密接に関連する(P<0.05)。多変量COX回帰分析の結果、TNM臨床分期、鼻咽頭癌組織MACC1、p-IRE1蛋白陽性発現は鼻咽癌患者の放射線治療後の死亡の独立危険因子(P<0.05)であった。【結語】NPC患者のMACC1およびp-IRE1蛋白質検出は,NPC患者の臨床病期,病理的分化および放射線療法感受性の判断に役立ち,その陽性発現は,NPCの予後の独立危険因子であり,鼻咽頭癌遺伝子治療の新たな標的となる可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】