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J-GLOBAL ID：202202234979249906   整理番号：22A0316358

低スピン安定化スピンクロスオーバー材料における熱誘起スピン遷移と等温多段階緩和の光学顕微鏡イメージング【JST・京大機械翻訳】

Optical microscopy imaging of the thermally-induced spin transition and isothermal multi-stepped relaxation in a low-spin stabilized spin-crossover material

著者 (10件)： Chakraborty Pradip (Department of Chemistry, Indian Institute of Technology Kharagpur, Kharagpur-721302, India. [e-mail]) ,  Sy Mouhamadou ,  Fourati Houcem ,  Delgado Teresa ,  Dutta Mousumi ,  Das Chinmoy ,  Besnard Celine ,  Hauser Andreas ,  Enachescu Cristian ,  Boukheddaden Kamel
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 24  号： 2  ページ： 982-994  発行年： 2022年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fe(II)低スピン状態を安定化する等構造ルテニウムホスト格子[Ru(ptz)_6](BF_4)_2で希釈された原型[Fe(ptz)_6](BF_4)_2スピンクロスオーバ化合物(ptz=1-プロピルテトラゾールの熱スピン遷移と光誘起高スピン→低スピン緩和を研究した。室温からの徐冷で,145K(すなわち高温秩序化高スピン相から低温不規則低スピン相へ)の結晶学的相転移の存在を実証した。この結晶学的相転移は熱スピン転移から分離される。過冷却秩序化低スピン相を高速冷却時の純Fe(II)類似体として観測した。純粋な[Ru(ptz)_6](BF_4)_2では類似の秩序-不規則相転移も観測されたが,スピン転移を伴わずに比較的高い温度(すなわち約150K)でも観察された。Ru希釈[Fe(ptz)_6]2+に対して,種々の程度の弾性フラストレーションを含む強い協同効果と同様に,結晶学的相転移は,トンネリングおよび熱活性化領域の両方を考慮して,古典的な平均場モデルのフレームワークでモデル化されるステップ状S字状高スピン→低スピン緩和曲線の起源である。2つの異なる単結晶で行った光学顕微鏡研究は,静的結晶画像ではほとんど見えない,わずかなドメイン形成を伴うヒステリシス熱転移の存在を示した。この挙動はRu希釈に対する二重効果に起因し,それは遷移の協同特性を低下させ,同時にLSとHS状態間の光学的コントラストを減少させる。さらに,転移温度はわずかに結晶依存性であり,結晶形とサイズのよく知られた効果に加えて,1つの結晶から他の結晶へのRuの空間分布の重要な役割を強調した。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 過冷却 ,  高温 ,  相転移 ,  単結晶 ,  低温 ,  転移温度 ,  トンネル効果 ,  ルテニウム ,  弾性 ,  *光学顕微鏡 ,  希釈 ,  温度依存性 ,  *画像処理 ,  *緩和現象 ,  *スピン
準シソーラス用語： *スピン転移 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E)

タイトルに関連する用語 (8件)： 安定化 ,  スピンクロスオーバー ,  誘起 ,  スピン遷移 ,  段階 ,  緩和 ,  光学顕微鏡 ,  イメージング