抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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粒度は粒子メカノ-形態,従って,マクロスケール機械的応答に大きく影響する。純粋に幾何学的観点から,粒度の変化は,粒子ペア相互作用の体積数密度そしてまた隣接寸法に影響する。更に,粒度変化は,粒子ペア相互作用の初期剛性および損傷挙動に影響する。粒子スケールから連続体モデルへの橋渡しのためのパラダイムを提供する粒子微視力学法(GMA)は,幾何学効果および粒子ペア変形/散逸効果の両方の観点で,粒度影響を記述する能力を持っている。ここでGMAに基づくCauchy型連続体モデルを単純なべき乗則を用いて強化し,粒子ペア相互作用の体積数密度に及ぼす粒度の効果,および,粒子ペア変形と散逸機構を支配するパラメータをシミュレートした。この強化モデルを適用して,通常の三軸試験下での凝集性粒子固体の巨視的応答を予測した。結果から,粒度減少は,破損における脆性から延性への転移をもたらした。粒度は,粒状材の圧縮/膨張挙動そしてまたピーク後の軟化/硬化に影響することが分った。また,マクロスケール破損/降伏応力は,文献で報告されていることと一致して,粒度と逆の関係を有することが分った。(翻訳著者抄録)