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J-GLOBAL ID:202202235673434882   整理番号:22A0363157

藍藻類によるカビ臭発生と気象要因の関係性に関する全国事例解析

Nationwide Case Analysis of Relationships between Musty Odor Production by Cyanobacteria and Meteorological Factors
著者 (4件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 131-139  発行年: 2022年02月01日 
JST資料番号: G0195A  ISSN: 0513-5907  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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カビ臭原因物質であるジェオスミンを産生する藍藻類としてAnabaena属が,2-メチルイソボルネオール(2-MIB)を産生する藍藻類としてOscillatoria属およびPhormidium属が知られているが,実際の水道水源流域でのカビ臭産生条件については不明な点が多い。本研究は,藍藻類によるカビ臭発生の気象要因の一般則を抽出することを目的として,全国および高滝ダム貯水池のカビ臭発生事例について気象要因との関係性を評価した。Anabaena属,Oscillatoria属およびPhormidium属に関する全国事例と高滝ダム貯水池のモニタリングデータについて解析した結果,気温については各属の藍藻類の増殖至適温度であることが重要な気象要因として示された。また,滞留時間を長期化させる少ない降水量も気象要因の1つであると推察された。一方で,一定以上の日照時間は原因藻類の増殖には必要であるが,高濃度事例の発生を予測する指標としてとしては十分ではないと考えられた。(著者抄録)
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分類 (5件):
分類
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上水道工学・用水処理一般  ,  水質汚濁一般  ,  悪臭  ,  貯水池,調整池  ,  気象学一般 
引用文献 (39件):
  • 厚生労働省 : 水質汚染事故による水道の被害及び水道の異臭味被害状況について (令和元年度調査) (https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000750664.pdf) (2021年12月13日閲覧).
  • 坪倉 隆 : 利根川水系におけるかび臭物質流下時の千葉県内の影響, 平成26年度全国会議(水道研究発表会)講演集, 556~557(2014).
  • 八木正一 : 植物性プランクトンによる異臭の実態,用水と廃水, 31(10)3~12(1989).
  • 杉浦則夫 : 放線菌によるカビ臭物質の生成機構,用水と廃水, 31(10)45~51(1989).
  • 藤本尚志 : 水道における障害微生物と対策, 日本醸造協会誌, 110(10)687~695(2015).
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