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J-GLOBAL ID：202202236089046442   整理番号：22A1066908

極値分布を用いた少数サンプルからの生体認証精度推定の検討

Evaluation of Biometric Accuracy with Small Samples Using Extreme Value Distribution

著者 (2件)： 松濤智明 (日本自動認識システム協) ,  山田茂史 (日本自動認識システム協)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告(Web)  (IEICE Technical Report (Web))
巻： 121  号： 396(BioX2021 46-56)  ページ： 7-12 (WEB ONLY)  発行年： 2022年02月24日 
JST資料番号： U2030A  ISSN： 2432-6380  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の生体認証技術の精度は向上しており,非常に小さい誤照合率での評価が必要である.これまではISO/IEC19795-1で示されているrule-of-threeに基づき評価がなされてきたが,小さい誤照合率を評価するためには膨大な生体データのサンプルが必要になり,それらを収集することは負担が大きくなっていた.本研究では,生体データの他人対のスコア分布を基に,ベイズ推定によって生成した乱数値から極値分布の95%信頼区間を算出することで,誤照合率を推定した.顔,音声,歩容を含む様々な生体モダリティのスコアセットを用いた評価の結果,rule-of-threeと比較して,1/10のサンプル数からでも同程度の精度で誤照合率を推定可能なことを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *認証 ,  極値 ,  Bayes推定 ,  顔 ,  音声 ,  歩容 ,  *パターン認識 ,  サンプルの大きさ ,  データ融合 ,  精度
準シソーラス用語： *バイオメトリック認証

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (10件)：

• S. Coles, “An Introduction to Statistical Modeling of Extreme Values,” Springer, 2001.
• 経済産業省,”『少ないサンプル数で実現する生体認証精度評価方法』の国際規格案の審議が始まります ”https://www.meti.go.jp/english/press/2020/0923_003.html, 9.23.2020
• J. Herve and F. Jean-Christophe “Large-Scale Identification System Design,” Chapter 9 of Biometric Systems, Springer, 2005.
• Zhixin, S.; Frederick, K.; John, S.; Venu, G.: Modeling Biometric Systems Using the General Pareto: In proceedings of SPIE, March 2008.
• S. Walter, R. Anderson, M. Ross, and B. Terrance,, “Robust Fusion: Extreme Value Theory for Recognition Score Normalization,” ECCV 2010, pp481-495, 2010

タイトルに関連する用語 (4件)： サンプル ,  生体 ,  認証精度 ,  推定