抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
高性能エネルギー効率の良い航空機タービンエンジンに対する要求は,優れた機械部品耐久性を提供する目的で,多数の高性能圧延要素軸受材料およびエンジン潤滑剤の開発につながった。これらの新しい合金の望ましい物理的および機械的特性を達成するために用いられる熱処理/表面処理は,現在使用されている材料からの表面化学の変化をもたらす。表面化学は,潤滑剤含有材料相互作用および部品操作中の有益なトライボロジー膜の形成に重要な役割を果たす。本研究の目的は,軸受表面に形成されたトライボ膜を分析し,潤滑剤添加剤の相互作用,特にリンベース耐摩耗添加剤トリクレシルリン酸塩(TCP)を,関連する軸受運転条件下で,異なる軸受材料で調査することであった。3.1GPaと3.55GPaの最大ヘルツ接触応力でMIL-PRF-23699Gに適合するガスタービンエンジン潤滑剤を用いて,127°Cと154°Cで208サイズ(40mmボア)角接触軸受について,曲げ試験を行った。評価した材料は,AISI M50,M50NiL,窒化M50NiL(N)および窒化けい素圧延要素を有する3種類のパイロ摩耗675を含んだ。トライボ膜をエネルギー分散X線分光法とAugerElectron分光法を用いて分析した。結果は,研究した軸受材料の全てでリンリッチ耐摩耗トライボ膜が形成されることを示した。適用した推力荷重と熱処理はトライボ膜厚さに著しい影響を及ぼした。本研究はまた,TCPで定式化された現在のガスタービンエンジン潤滑剤が,軸受疲れ寿命と性能を強化する有益なトライボ膜を形成するべきであることを示唆する。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】