抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,市場の繁栄と衰退は正当性によるのかという研究課題をもつ。目的は,市場間ネットワークというマクロ的な視点で,ネットワークのポジションが正当性に与える影響を実証する。分析は,日本の化学産業企業の複数市場参入企業の市場ネットワークより指標を算出し,市場の生産高データと紐づいた28市場を対象に,2006年から2010年の5期の126件の時系列データを利用した。多変量解析の結果,ネットワークの中心性に交互作用効果が見られた。市場を分析対象として市場の栄枯盛衰の要因を実証したことは,繁栄を促すだけでなく,衰退速度の緩和は企業が突然市場退出を強いられる可能性を軽減する実務的貢献がある。(著者抄録)