抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】有限要素法(FEM)モデルを用い,異なる移植材料による異なる面積の中央鼓膜穿孔の術後聴力への影響を研究する。方法:ヒト正常中耳有限要素モデルを樹立し、鼓膜表面に90dBSPL音圧をかけて、あぶ骨床変位の周波数-幅曲線(基準曲線、正常中耳有限要素の骨床変位曲線)を獲得し、関連実験データとの比較を通じて、モデルの信頼性を検証し、さらに3を樹立した。10、10.66、22.25、42.0mm2の中央性鼓膜穿孔有限要素モデルは、それぞれ0.25、0.5、1mmの厚さの耳板軟骨及び0.4、0.8mmの厚さの側頭筋筋膜を用いて、上述の異なる面積の中央性鼓膜穿孔を修復した。手術後に骨床の変位周波数-振幅曲線を獲得し、そして基準曲線と対比し、術後の聴力情況を分析した。結果:鼓膜穿孔面積が3.10mm2の場合、異なる厚さの耳介軟骨と側頭筋筋膜から得た骨床の変位は基本的に基準曲線に符合した。穿孔面積が10.66mm2の場合、異なる厚さの耳介軟骨或いは側頭筋筋膜の補修により得られる骨床の変位曲線もほぼ基準曲線に近づいたが、0.25、0.5mmの厚さの耳板軟骨の変位曲線は基準曲線によく一致した。穿孔面積が22.25mm2の場合、低周波数領域では、耳介軟骨は側頭筋筋膜より得られたアブ骨の変位曲線と基準曲線の差異が小さく、高周波領域では、0.25、0.5mmの厚さの耳介軟骨と0であった。4mmの厚さの側頭筋筋膜から得た骨の変位曲線は,基準曲線に近づいた。穿孔面積が42.0mm2の場合、側頭筋筋膜と1mm厚耳板軟骨から得た骨床の変位曲線と基準曲線の差異は大きく、0.25mmまたは0.5mmの厚耳板軟骨の差異が小さく、0.25mmの厚耳板軟骨の効果が最も良かった。結論:耳介軟骨或いは側頭筋筋膜を移植材として、小中央性鼓膜穿孔を補うと、骨床の変位に有意差がなく、穿孔面積が大きくなるにつれ、薄い耳介軟骨を移植材料として得られたあぶ骨床の変位曲線と基準曲線の差異が最も小さい。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】