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J-GLOBAL ID：202202237068253211   整理番号：22A1212250

Composable Threads:C++における構成可能性とパラメトリック性によるユーザレベルスレッドの再考

ComposableThreads: Rethinking User-level Threads with Composability and Parametricity in C++

著者 (3件)： Endo Wataru (No affiliation) ,  Sato Shigeyuki (Graduate School of Information Science and Technology, The University of Tokyo) ,  Taura Kenjiro (Graduate School of Information Science and Technology, The University of Tokyo)
資料名： Journal of Information Processing (Web)  (Journal of Information Processing (Web))
巻： 30  ページ： 269-282(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U0109A  ISSN： 1882-6652  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ユーザレベルスレッドまたはタスク並列システムは,並列および並行プログラミングの両方に対して,カーネルレベルスレッドから欠落する効率的で柔軟なスレッド特徴を提供するために何十年も開発されてきた。既存の最先端のユーザレベルスレッドライブラリのいくつかは,アプリケーションと上位レベルシステムの両方からの異なる作業負荷に適応するために,スレッドスケジューリングの実行をカスタマイズするインタフェイスを提供する。しかし,それらのほとんどは,特定のC APIによる付加的コストでカスタマイズ性を達成する一枚岩の巨大な一揃いとして典型的に構築されている。著者らは,C++のゼロオーバヘッド抽象化が,より明確な方法で柔軟なユーザレベルスレッドを組み立てるのに有益であることに着目した。このアイデアを実証するため,カスタマイズ性を提供する新しいユーザレベルスレッドライブラリComposable Threasを実装し,インターフェイスコストを最小にした。ユーザが自身の目的に対して,Composable Theadsの個別クラスを選択,挿入,または置換できることを示した。Composable Threasは,一時停止スレッド(ワンショット継続)とロック委任器を含むユーザレベルスレッドの高レベル構成を構築するいくつかの特性抽象を提供する。マイクロベンチマークと応用結果によって,著者らのランタイムシステムのカスタマイズ性と性能の両方を評価した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *C++言語 ,  *可能性 ,  *パラメトリックプログラミング ,  *スレッド ,  システム ,  オペレーティングシステム ,  カスタム化
準シソーラス用語： *C++ ,  カスタマイズ ,  OSカーネル ,  *再構成可能 ,  並列システム

著者キーワード (6件)： ユーザレベルのねじ切り ,  繊維 ,  作業管理 ,  ゼロオーバヘッド抽象化 ,  堆肥化可能性 ,  ロック委任

分類 (2件)： ディジタル計算機方式一般  (JC02010O) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (26件)：

• [1] Akiyama, S. and Taura, K.: Uni-Address Threads: Scalable Thread Management for RDMA-Based Work Stealing, HPDC '15: Proc. 24th International Symposium on High-Performance Parallel and Distributed Computing, pp.15-26, ACM Press (online), DOI: 10.1145/2749246.2749272 (2015).
• [2] Alexandrescu, A.: Modern C++ Design: Generic Programming and Design Patterns Applied (2001).
• [3] Barghi, S.: Improving the Performance of User-level Runtime Systems for Concurrent Applications, PhD Thesis, University of Waterloo (2018).
• [4] Costa, J.J., Cortes, T., Martorell, X., Ayguade, E. and Labarta, J.: Running OpenMP applications efficiently on an everything-shared SDSM, Journal of Parallel and Distributed Computing, Vol.66, No.5, pp.647-658 (online), DOI: 10.1016/j.jpdc.2005.06.018 (2006).
• [5] Endo, W.: A Decentralized Implementation of Software Distributed Shared Memory, PhD Thesis, The University of Tokyo (2020).

タイトルに関連する用語 (2件)： C++ ,  可能性