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J-GLOBAL ID：202202237151125522   整理番号：22A0912299

配分ではなく資源獲得の違いは行動と適応度の間の関係を仲介する:系統的レビューとメタ分析【JST・京大機械翻訳】

Differences in resource acquisition, not allocation, mediate the relationship between behaviour and fitness: a systematic review and meta-analysis

著者 (6件)： Haave-Audet Elene (Department of Biological Sciences, University of Alberta, CW 405, Biological Sciences Bldg, Edmonton, AB, T6G 2E9, Canada) ,  Besson Anne A. (Department of Biological Sciences, University of Alberta, CW 405, Biological Sciences Bldg, Edmonton, AB, T6G 2E9, Canada) ,  Besson Anne A. (Department of Zoology, University of Otago, P.O. Box 56, Dunedin, 9054, New Zealand) ,  Nakagawa Shinichi (School of Biological, Earth and Environmental Sciences, University of New South Wales, Sydney, NSW, 2052, Australia) ,  Mathot Kimberley J. (Department of Biological Sciences, University of Alberta, CW 405, Biological Sciences Bldg, Edmonton, AB, T6G 2E9, Canada) ,  Mathot Kimberley J. (Canada Research Chair, Integrative Ecology, Department of Biological Sciences, University of Alberta, Edmonton, AB, T6G 2E9, Canada)
資料名： Biological Reviews  (Biological Reviews)
巻： 97  号： 2  ページ： 708-731  発行年： 2022年 
JST資料番号： E0223A  ISSN： 1464-7931  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 個体群内では,個体はしばしば行動の反復可能な変動を示し,それは「動物の人格と呼ばれている。過去数十年間,多くの経験的研究は,生活史トレードオフのようなこの変化を維持する機構の解明を試みた。理論は,行動形質の個体間変動が,生殖と正の関連がある形質が,同じ正味適応度結果をもたらすように,生存低下と同時に関連するならば,維持できると予測した。しかし,資源獲得における変化は,個々の行動と適応度成分(生存と生殖)の間の関係の仲介にも重要である。例えば,ある表現型(例えば,優性または攻撃性)がより高い資源獲得と関連するならば,それらの個体は,個体群における他者と比較して,より高い生殖とより高い生存の両方を持つかもしれない。個体が資源を獲得する能力において異なるとき,トレードオフは個体内レベル(すなわち,もし個体が繁殖への割り当て,生存への配分のコスト,またその逆)において観察されると予測されるだけであり,一方,増加した生存と関連する個体形質は繁殖の増加と関連する可能性がある。系統的レビューとメタ分析を行った。(i)行動における個体間差は,資源取得および/または配分における個体間差を反映し,(ii)行動と行動のタイプおよび試験環境により影響される行動と適応性の間の関係である。著者らのメタ分析は,193の研究から759の推定値から成った。著者らのメタ分析は,適応度プロキシとして生存と生殖の両方を用いた推定の対の間の正の相関を明らかにした。すなわち,与えられた研究に対して,増加した生殖に関連した行動は生存率の増加と関連し,個体間レベルでの行動における変化が資源獲得における個体間の相違を反映することを示唆した。さらに,表現型レベルでの適応度プロキシとして生存と生殖の両方を用いて推定の対間に同じ正の相関を見出した。これは,これらの表現型相関が主に個体内相関を反映することを示したので重要である。したがって,資源取得における個体間差を説明する場合でも,個人内レベルでのトレードオフの証拠は見られなかった。全体として,行動と適応度指標間の関係は,個体間,表現型,および個体内レベルにおいて,ゼロと統計的に異ならなかった。この関係は行動カテゴリーや試験条件によって影響されなかった。メタアナリシスは,資源獲得における変化が,個人内レベルを含めて,行動と適応度の間の関係を,以前に考えられていたよりも,より重要であることを明らかにした。これは,資源アベイラビリティまたは年齢関連効果における不均一性を介して,より高い資源アベイラビリティおよび/または年齢が,生存と生殖の両方を同時に増加する行動における状態依存シフトに導くことを示唆する。著者らは,個体群における行動変化を維持する機構を調べる将来の研究が,行動発現と資源獲得の間のリンクを,個人内および個人間で試験するべきであることを強調した。このような研究は,個々の行動の適応性結果に対する資源獲得の仲介効果に関する特異的予測を開発するための動物人格の分野を可能にするであろう。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *行動 ,  トレードオフ ,  動物 ,  生殖 ,  表現型 ,  資源割付 ,  アベイラビリティ ,  生存率 ,  優性 ,  攻撃行動 ,  個体群 ,  推定量 ,  メタ分析 ,  *システマティックレビュー
準シソーラス用語： プロキシ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (9件)： 動物行動 ,  動物人格 ,  環境不均一性 ,  分散分割 ,  反復測度 ,  多変量混合効果 ,  トレードオフ ,  資源配分 ,  資源獲得

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (8件)： 配分 ,  資源 ,  獲得 ,  行動 ,  適応度 ,  仲介 ,  系統的レビュー ,  メタ分析