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J-GLOBAL ID：202202237740528366   整理番号：22A0455180

ビタミンD補給の健康効果:ヒト研究からの証拠【JST・京大機械翻訳】

The health effects of vitamin D supplementation: evidence from human studies

著者 (7件)： Bouillon Roger (Clinical and Experimental Endocrinology, Department of Chronic Diseases and Metabolism, KU Leuven, Leuven, Belgium) ,  Manousaki Despoina (Research Center of the Sainte-Justine University Hospital, University of Montreal, Montreal, Quebec, Canada) ,  Rosen Cliff (Maine Medical Center Research Institute, Scarborough, ME, USA) ,  Trajanoska Katerina (Department of Internal Medicine, Erasmus MC University Medical Center, Rotterdam, Netherlands) ,  Rivadeneira Fernando (Translational Skeletal Genomics, Department of Internal Medicine, Erasmus MC University Medical Center, Rotterdam, Netherlands) ,  Richards J. Brent (Centre for Clinical Epidemiology, Lady Davis Institute for Medical Research, Jewish General Hospital, Montreal, Quebec, Canada) ,  Richards J. Brent (Departments of Medicine, Human Genetics, Epidemiology and Biostatistics, McGill University, Montreal, Quebec, Canada)
資料名： Nature Reviews Endocrinology  (Nature Reviews Endocrinology)
巻： 18  号： 2  ページ： 96-110  発行年： 2022年 
JST資料番号： W4786A  ISSN： 1759-5029  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ビタミンD補給は,乳児および子供における栄養的リケットを予防および治療できる。前臨床および観察データは,ビタミンD内分泌系が骨格および骨格外活性の広いスペクトルを有することを示唆する。重度のビタミンD欠乏(血清25-ヒドロキシビタミンD(25OHD)濃度<30nmol/l)は補正されるべきであるが,ほとんどのガイドラインは,高齢成人における最適骨健康に対して>50nmol/lの血清25OHD濃度を推奨する。しかしながら,ビタミンDと多くの外骨格結果の間の因果関係は,不明のままである。VITAL,ViDA,およびD2dランダム化臨床試験(参加者数>30,000)は,ビタミンD欠乏成人(ベースライン血清25OHD>50nmol/l)のビタミンD補給が,癌,心血管イベント,転倒または2型糖尿病への進行を予防しないことを示した。事後分析は,ビタミンD欠乏の個人に対するいくつかの骨格外利点を示唆した。交絡からのバイアスを最小化するように設計された60以上のメンデルランダム化研究は,様々な転帰に対する遺伝的に低下した血清25OHD濃度の結果を評価し,ほとんどの研究はヌル効果を見出した。4つのメンデルランダム化研究は,遺伝的に低下した血清25OHD濃度の個人における多発性硬化症のリスク増加を見出した。結論として,ビタミンD欠乏個体の補給は,実証可能な健康利益を提供しない。この結論は,重度のビタミンD欠乏が予防または補正されるべきであるという古いガイドラインとは矛盾しない。このレビューは,2017~2020年の間に行われた大規模ランダム化臨床試験とビタミンDレベルのメンデルランダム化研究の結果である。まとめると,ビタミンD欠乏成人におけるビタミンD補給のみは健康利益を提供しない。しかし,ビタミンD欠乏は常に補正されるべきである。キーポイント:ビタミンDとカルシウム補給は栄養的リケットを治癒し,ビタミンD状態またはカルシウム摂取不良の高齢成人における主要骨折のリスクを中程度に減少させることができる。ビタミンD欠乏成人(血清25OHD濃度>50nmol/l)を補充する大規模補給試験は,癌,心血管イベントまたは2型糖尿病(T2DM)の発生率に影響を示さず,骨密度および転倒リスクに関して利点を示さなかった。大きな補給試験の事後分析は,ビタミンD欠乏の個人の補給が,年齢と関係した骨損失とT2DMへの進行を中程度に遅延し,肺機能を改善することを示した。メタ分析はビタミンD補給が癌死亡率の中程度の減少をもたらすことを示唆した。60以上のメンデルランダム化研究は,遺伝的に低いビタミンDレベルと健康結果の間の因果関係を調べた。ほとんどの研究は,多発性硬化症のリスク増加を示す4つの研究を除き,ヌル効果を生じた。結論として,ビタミンD欠乏個体の補給は,全体的な健康利益を生じなかった。しかし,重度のビタミンD欠乏の補正は必須である。Copyright Springer Nature Limited 2021 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： カルシウム ,  遺伝 ,  血清 ,  *ビタミンD ,  ヒト ,  スペクトル ,  乳児 ,  ビタミンD欠乏症 ,  骨折 ,  多発性硬化症 ,  2型糖尿病 ,  骨密度 ,  ランダム化比較試験
準シソーラス用語： 25-ヒドロキシビタミンD ,  *ビタミンD補充 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： ビタミンD  (EB07050H)

タイトルに関連する用語 (4件)： ビタミンD補給 ,  ヒト ,  研究 ,  証拠