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J-GLOBAL ID:202202237872504614   整理番号:22A1177994

リゾホスファチジン酸受容体3はSepsis中の好中球細胞外トラップ産生と血栓症を抑制する【JST・京大機械翻訳】

Lysophosphatidic Acid Receptor 3 Suppress Neutrophil Extracellular Traps Production and Thrombosis During Sepsis
著者 (14件):
資料名:
巻: 13  ページ: 844781  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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Sepsisは,感染に対する調節不全応答から生じる生命を脅かす臓器機能障害から成る。最近の研究は,過剰な好中球細胞外トラップ(NET)が敗血症の病因に寄与し,それによって罹患率と死亡率を増加させることを見出した。リゾホスファチジン酸(LPA)は,その受容体への結合により複数の機能を発揮する小さなグリセロリン脂質分子である。LPAは,NETsを誘導するために機能的に同定されているが,LPA受容体,特にリゾホスファチジン酸受容体3(LPA3)が敗血症の発症においてどのように役割を果たすかは検討されていない。敗血症に対するLPA_3の影響の包括的理解は,医学治療の開発に不可欠である。リポ多糖類(LPS)の腹腔内投与後,Lpar3-/-マウスは,野生型(WT)マウスより肺においてかなり高い死亡率,より重度の傷害,およびより多くのフィブリノーゲン含有量を示した。血液凝固マーカー,血漿プロトロンビン時間(PT)およびフィブリノーゲン(FIB)の値は,Lpar3-/-マウスが重度の凝固過程を受け,これが血栓症の増加をもたらすことを示した。Lpar3-/-マウスにおけるNETのレベルは,LPS注射後のWTマウスより高かった。敗血症を伴うLpar3-/-マウスにおける肺損傷の死亡率と程度は,DNアーゼI処理によるNETの破壊後に有意に減少した。さらに,共培養単球と好中球によるin vitro実験は,Lpar3-/-マウス由来の単球がNETの形成を促進し,単球に作用するLPA_3がNETの形成を阻害し,敗血症において保護的役割を果たすことを示唆した。機構的に,Lpar3-/-マウスにおける単球により発現されたLPS共受容体であるCD14の量は,LPS投与後に有意に上昇し,単球におけるToll様受容体4シグナル伝達の下流,MyD88-p65-NFκBシグナル伝達軸は活性化されていた。最後に,LPA_3アゴニスト(2S)-1-オレオイル-2-メチルグリセロ-3-ホスホチオン酸(OMPT)の注入後,敗血症のマウスの生存率は改善し,臓器損傷は減少し,NETの産生は減少した。これは,敗血症の治療における(2S)-OMPTの可能な翻訳価値と応用展望を示唆した。本研究は,NETs産生と血栓症を抑制することにより敗血症の発症を抑制する際のLPA_3の重要な保護的役割を確認し,敗血症治療戦略のための新しいアイデアを提供する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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細胞膜の受容体  ,  細胞生理一般 
引用文献 (58件):
  • Babyak JM, Sharp CR. Epidemiology of Systemic Inflammatory Response Syndrome and Sepsis in Cats Hospitalized in a Veterinary Teaching Hospital. J Am Vet Med Assoc (2016) 249(1):65-71. doi: doi: 10.2460/javma.249.1.65
  • Levy MM, Rhodes A, Phillips GS, Townsend SR, Schorr CA, Beale R, et al. Surviving Sepsis Campaign: Association Between Performance Metrics and Outcomes in a 7.5-Year Study. Intensive Care Med (2014) 40(11):1623-33. doi: doi: 10.1007/s00134-014-3496-0
  • Singer M, Deutschman CS, Seymour CW, Shankar-Hari M, Annane D, Bauer M, et al. The Third International Consensus Definitions for Sepsis and Septic Shock (Sepsis-3). Jama (2016) 315(8):801-10. doi: doi: 10.1001/jama.2016.0287
  • Hernandez G, Bruhn A, Ince C. Microcirculation in Sepsis: New Perspectives. Curr Vasc Pharmacol (2013) 11(2):161-9. doi: doi: 10.2174/1570161111311020006
  • Levi M, van der Poll T, Schultz M. New Insights Into Pathways That Determine the Link Between Infection and Thrombosis. Netherlands J Med (2012) 70(3):114-20. doi: 10.2174/1570161111311020006
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