抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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古典推定において推定量の平均二乗誤差の下界がFisher計量から得られるように,量子推定において平均二乗誤差の下界が単調計量から誘導され,これを単調計量boundとよぶことにする.多様に存在する単調計量について,このboundを最大化することで,最もtightなboundが得られる.一方でよりtightな下界としてHolevo boundが知られている.しかし,Holevo boundはある最小化問題として定義され,一般には解析的な解が知られていない.本研究では,ある特殊なモデルにおいて,Holevo boundの最小化問題と単調計量boundの最大化問題がラグランジュ双対の関係にあることを示す.そして,この状況下ではHolevo boundが解析解をもつことを示す.(著者抄録)