文献

J-GLOBAL ID：202202238320444811   整理番号：22A1068694

東京湾内湾に位置する人工潟湖(新浜湖)の魚類相の長期的変遷

Long-term changes of ichthyofauna of an artificial lagoon, Shinhamako, located in the inner Tokyo Bay

著者 (6件)： 澤井伶 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ) ,  中野航平 (三洋テクノマリン株式会社) ,  丸山啓太 (東京海洋大学) ,  河野博 (東京海洋大学) ,  風呂田利夫 (東邦大学理学部東京湾生態系研究センター) ,  野長瀬雅樹 (NPO法人行徳ほごくらぶ)
資料名： 神奈川自然誌資料(Web)  (Natural History Report of Kanagawa (Web))
巻： 2022  号： 43  ページ： 25-37(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U2035A  ISSN： 2189-6712  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京湾内弯に位置する新浜ラグーンは,千葉県市川市に鳥類保護区として1975年に創設された人工ラグーンである。新浜ラグーンは約20ヘクタールの湿地と30ヘクタールの海域で構成されており,幅3メートルの水門で東京湾につながる閉鎖型ラグーンである。この調査は,2015年4月から2019年10月まで,小さなセットネットを用いて毎月実施する魚サンプリングによって,新浜ラグーンにおける魚類群集構造を明らかにするために実施した。31科を代表する51の魚種の合計56443個体が,豊富な種の「海水魚」と豊富な個体の「河口魚」として採集された。東京湾のさまざまな干潟で行われた以前の調査結果と比較すると,新浜ラグーンは海水魚の長期的な生息地であることがわかった。1970年代のデータと採集した魚類を比較すると,ハゼ科や南方の魚類の出現など,東京湾内の環境変化により魚類相が変化していることが明らかである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ラグーン ,  *湾 ,  *魚類 ,  *ファウナ ,  変化 ,  変動 ,  千葉県 ,  経時変化
準シソーラス用語： 環境変化 ,  *魚類相 ,  群集構造 ,  市川市 ,  長期変化 ,  *東京湾 ,  内湾

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  個体群生態学  (EE03030S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 東京 ,  人工 ,  潟湖 ,  新浜 ,  魚類相 ,  長期