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J-GLOBAL ID：202202238471722020   整理番号：22A0661989

高エネルギー原子核衝突実験の数値計算によるQGPの性質の探究

著者 (1件)： 大島一楓 (名古屋大 大学院理学研究科)
資料名： 原子核研究
巻： 66  号： Supplement 3  ページ： 42-44  発行年： 2022年01月 
JST資料番号： G0084A  ISSN： 0367-4169  CODEN： GEKEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,宇宙初期の高温・高密度状態の時代にあったとされるクォーク・グルーオン・プラズマ(QGP)の物性的性質について議論をします。高エネルギー原子核衝突実験の数値計算を行うことで,特にQGPのずり粘性の温度依存性及び体積粘性の重要性について確認をします。比較対象としてはALICE実験の解析で用いられた,ずり粘性の温度依存性及び体積粘性を含めない数値計算を用います。今回の研究では,核子対あたりの衝突エネルギーが2.76TeVのPb+Pbの原子核衝突実験を考え,比較する実験データはLHCでのALICE実験で観測されたデータを用います。(著者抄録)

シソーラス用語： *クォークグルオンプラズマ ,  *核子-核子相互作用 ,  ずり粘度 ,  体積粘度 ,  実験 ,  数値計算
準シソーラス用語： ALICE実験 ,  ずり粘性 ,  原子核-原子核衝突 ,  体積粘性

分類 (2件)： 強い相互作用の模型  (BF02040W) ,  その他の粒子による反応・散乱  (BG04080F)

引用文献 (7件)：

• ALICE collaboration: Phys. Lett. B 733, 68 (2017)
• K. Okamoto and C. Nonaka: Phys. Rev. C 98 no.5, 054906 (2018)
• J. S. Moreland, J. E. Bernhard and S. A. Bass: Phys. Rev. C 92 no.1, 01190 (2015)
• G. S. Denicol, S. Jeon and C. Gale: Phys. Rev. C 90 no2, 024912 (2014)
• M. Bluhm et al.: Nucl. Phys. A 929, 157 (2014)

タイトルに関連する用語 (6件)： 高エネルギー ,  原子核 ,  衝突実験 ,  数値計算 ,  QGP ,  性質