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J-GLOBAL ID:202202238762983288   整理番号:22A0944828

免疫応答遺伝子1は活性化Nrf2/HO-1経路とROS活性化経路の阻害を介してコンカナバリンAに起因する肝臓損傷から保護する【JST・京大機械翻訳】

Immune-responsive gene 1 protects against liver injury caused by concanavalin A via the activation Nrf2/HO-1 pathway and inhibition of ROS activation pathways
著者 (10件):
資料名:
巻: 182  ページ: 108-118  発行年: 2022年 
JST資料番号: D0414C  ISSN: 0891-5849  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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イタコン酸は免疫応答遺伝子1(IRG1)によりコードされる酵素により産生され,複数の機構を介して抗細菌作用,抗炎症性及び抗酸化作用を発揮する。しかし,コンカナバリンA(Con A)による肝障害におけるIRG1/イタコン酸の役割は,完全には理解されていない。本研究では,Con Aによる肝臓損傷および可能な基礎となる機構に対する,イタコン酸誘導体であるIRG1/4-オクチルイタコン酸(4-OI)の治療効果を検討した。in vivo実験では,Con Aが肝臓組織でIRG1発現を促進することを見出した。マウスにおけるIRG1の欠失はCon A誘発肝障害を悪化させた。野生型(WT)マウスと比較して,炎症応答,肝細胞アポトーシス,および血清サイトカイン濃度は有意に増加したが,抗酸化能はIRG1-/-マウスで有意に減少した。さらに,Con Aはヌクレオチド結合オリゴマ化ドメイン様受容体ファミリーpyrinドメイン含有3インフラマソーム,カスパーゼ-1及びガスデミンD活性化を促進し,ピロプトーシスはIRG1-/-マウスでより明らかであり,一方4-OIはピロプトーシスを阻害した。in vivo実験は,Con Aが活性酸素種(ROS)発現を促進することにより肝細胞アポトーシスを促進し,4-OIがNCTC 1469細胞においてROS仲介アポトーシスを減じることを示した。RAW264.7細胞において,4-OIは核因子赤血球2[NF-E2]関連因子2(Nrf2)/ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)経路を促進し,核因子-κB(NF-κB)/マイトジェン活性化蛋白質キナーゼシグナル伝達経路を阻害することにより炎症反応を阻害することを示した。Nrf2がイタコン酸の標的であることをさらに確認するために,著者らはNrf2阻害剤であるML385でWTマウスを前処理し,ML385がCon A誘発肝障害マウスモデルにおける4-OIの保護を弱めることを見出した。さらに,NCTC 1469およびRAW264.7細胞においてNrf2遺伝子をノックダウンすると,炎症およびアポトーシスの阻害における4-OIの効果も低下した。結論として,著者らの研究は炎症と酸化ストレスにおけるIRG1の重要性を示し,Con A誘発肝障害において不可欠な保護的役割を果たすことを示唆する。これらの知見はIRG1/イタコン酸が免疫肝損傷に対する潜在的治療戦略であり,さらなる臨床探査を必要とすることを示す。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分子遺伝学一般  ,  消化器の基礎医学  ,  遺伝子発現 
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