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J-GLOBAL ID:202202239425108020   整理番号:22A1118876

心臓移植レシピエントにおけるmRNA SARS-CoV2ワクチン接種の有効性と安全性【JST・京大機械翻訳】

Efficacy and Safety of mRNA SARS-CoV2 Vaccination in Heart Transplant Recipients
著者 (12件):
資料名:
巻: 41  号: 4 S  ページ: S325  発行年: 2022年 
JST資料番号: W3128A  ISSN: 1053-2498  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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心臓移植レシピエントにおけるSARS-CoV2ワクチン接種に対する免疫学的応答に関するデータは少ない。この患者集団におけるmRNA SARS-CoV2ワクチン接種の有効性と安全性を検討した。遡及的単一施設研究では,1月1日から6月30日までの2用量のmRNA SARS-CoV2ワクチンを受けた54名の連続成人心臓移植レシピエントを含めた。すべての患者を,2回目の投与後112±28日間追跡した。追跡調査の最後に,抗RBD免疫アッセイを用いてSARS-CoV2スパイク(S)蛋白質の受容体結合ドメインに対する総抗体レベルを評価することによりSARS-CoV2に対する体液性応答を測定した。抗S抗体血清レベル≧250BAU/mLは,保護と考えられた。同時に,細胞反応は,レシピエントTリンパ球集団のS-ペプチド刺激に対するIFN-γ反応により測定した。保護作用はIFN-γ応答性T細胞の0,3%以上と定義された。54人のレシピエントのうち,44人(81%)が男性で,平均年齢は63±8歳で,平均時間は6.6±4.0歳であった。免疫抑制処方は,タクロリムス(平均C0レベル7.4±1.7μg/mL),ミコフェノール酸モフェチル(平均用量2120±419mg)およびステロイド(平均用量2.5±0.9mg)から成った。大多数の患者はBTN162b2ワクチン(83%)を受け,レシピエントの17%はmRNA-1273でワクチン接種された。追跡調査の間,体液性応答は,レシピエントの24名(44%)において存在した(中央値抗S血清レベル35.5BAU/mL)。著者らは,BNT162b2とmRNA-1273ワクチン(中央値抗S血清レベル68.3BAU/mL対15.5BAU/mL,P=0.81)を受けている患者の間で,体液性応答に差は見られなかった。レシピエント(中央値抗S血清レベル557BAU/mL)の6例(11%)において,予防的体液性応答が観察された。ワクチンに対する細胞応答はレシピエントの3名(6%)に存在した;3つの全ては,応答の保護レベルを示した。レシピエントは,同時保護体液性および細胞反応を発症しなかった。レシピエント年齢は,保護体液性応答の唯一の予測因子であった(応答者で55±11年,非応答者で65±8歳,P=0.01)。3例(6%)のレシピエントにおいて,入院を必要とする同種移植片機能の悪化を見出し,ワクチンの2回目の投与後1か月以内に発生した。心臓移植レシピエントにおいて,mRNA SARS-CoV2ワクチン接種は限られた有効性であり,いくつかの場合,同種移植片機能の悪化と関連する可能性がある。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫療法薬・血液製剤の臨床への応用  ,  感染症・寄生虫症一般 

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